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てまとめる.  具体例としてフラックス格子点の変数  の,
 の,  格子点
上における
 格子点
上における  方向一階微分
 方向一階微分
![\begin{displaymath}
\left[\DP{u}{x}\right]_{i,k}
\end{displaymath}](img405.png) 
フラックス格子点  上の
 上の  
  を
 を  方向に
 方向に 
 だけずれたスカラー格子点
 だけずれたスカラー格子点  上の
 上の  
  のテー
ラー展開として表すと, 以下のようになる.
 のテー
ラー展開として表すと, 以下のようになる.
同様に, フラックス格子点  上の
 上の  
 
 を
 を 
 のテーラー展開として表すと, 以下のようになる.
 のテーラー展開として表すと, 以下のようになる.
 格子点上における
 格子点上における  の
 の  方向一階微分の式
が得られる.
 方向一階微分の式
が得られる.
| ![$\displaystyle \left[\DP{\pi}{x} \right]_{i(u),k}$](img422.png) |  | ![$\displaystyle \frac{\pi _{i+1,j} - \pi _{i,j}}{\Delta x}
- \frac{1}{24}\left[\DP[3]{\pi}{x} \right]_{i(u),k}
\left(\Delta x\right)^{2}$](img423.png) | |
| ![$\displaystyle - \frac{1}{1920}\left[\DP[5]{\pi}{x} \right]_{i(u),k}
\left(\Delta x\right)^{4}
+ O[(\Delta x)^{6}]$](img424.png) | (C.4) | 
上式の 
 以上の高次項を無視することで, 
交互格子を用いた場合の 2 次精度中心差分の式
 以上の高次項を無視することで, 
交互格子を用いた場合の 2 次精度中心差分の式
| ![\begin{displaymath}
\left[\DP{u}{x} \right]_{i(u),k} =
\frac{u_{i+1,j} - u_{i,j}}{\Delta x}
\end{displaymath}](img426.png) | (C.5) | 
| ![\begin{displaymath}
\left\vert\frac{1}{24}\left[\DP[3]{u}{x} \right]_{i(u),k}
\left(\Delta x\right)^{2}\right\vert
\end{displaymath}](img427.png) | (C.6) | 
2 次精度中心差分の式を求める際に用いた(![[*]](crossref.png) ), (
), (![[*]](crossref.png) )に加え,
)に加え,  から
 から  方向に
 方向に 
 だけずれたフラックス格子点での
 だけずれたフラックス格子点での  
 
 の値を
 の値を のテーラー展開として求める.
 のテーラー展開として求める.
これを変形して  格子点上における
 格子点上における  の
 の  方向一階
微分の式が得られる.
 方向一階
微分の式が得られる.
| ![$\displaystyle \left[\DP{u}{x}\right]_{i,k}$](img441.png) |  |  | |
| ![$\displaystyle + \frac{3}{640}\left[\DP[5]{u}{x} \right]_{i,k}
\left(\Delta x\right)^{4}
+ O[(\Delta x)^{6}]$](img443.png) | (C.11) | 
上式の 
 以上の高次項を無視することで, 
交互格子を用いた場合の 4 次精度中心差分式
 以上の高次項を無視することで, 
交互格子を用いた場合の 4 次精度中心差分式
| ![\begin{displaymath}
\left[\DP{u}{x}\right]_{i,k} =
\frac{9}{8}\left(\frac{u_{i...
...rac{1}{24}\left(\frac{u_{i+1,j} - u _{i-2,j}}{\Delta x}\right)
\end{displaymath}](img445.png) | (C.12) | 
| ![\begin{displaymath}
\left\vert\frac{3}{640}\left[\DP[5]{u}{x} \right]_{i(u),k}
\left(\Delta x\right)^{4}\right\vert
\end{displaymath}](img446.png) | (C.13) | 
 
 
 
 
