 
 
 
 
 
   
各格子点において, 比湿が飽和比湿よりも大きい場合には, 大規模凝結が起こって飽和状態に調節される. 凝結した水は速やかに降水となって落下し, 雨水の蒸発は考えない. この大規模凝結は, 時間積分の後, 調節として積雲対流のパラメタリゼーションに引き続いて行なわれる.
大規模凝結の起こる条件は,
|  | (5.1) | 
 は
時間積分してまだ調節の完全に済んでいない温度, 比湿である.
 は
時間積分してまだ調節の完全に済んでいない温度, 比湿である.
調節は,
|  | (5.2) | 
|  | (5.3) | 
Newton 法によって,
|  | (5.4) | 
|  | (5.5) | 
 は,
は,
|  | (5.6) | 
標準的には, これで求められた  を
 を 
 と
読み換え, さらに2回の逐次近似を行なう.
 と
読み換え, さらに2回の逐次近似を行なう.
 
 
 
 
