gtool4 規約 version 4.3/ 6. netCDF 属性リファレンス

6.2 G

2005-10-25T20:32:22+09:00 地球流体電脳倶楽部 davis プロジェクト



gt_calc_average

data クラスの構造型変数の属性として用いる. 値はスペース区切りの次元名と解釈され, 当該次元方向について平均演算を行うものであることを指示する.

gt_calc_slice

data クラスの構造型変数の属性として用いる. 値は変数名のスライス文字列として解釈される.

gt_calc_weight

概要 [変数] [文字][推奨]
解釈 座標変数に本属性が付与されている場合, 座標の積分時に用いられる重みを与える変数名であると解釈される.
生成 しなくてもよい. 重みを与える変数名は座標変数名に "_weight" を付加したものとすることを推奨する.
lon:gt_calc_weight = "lon_weight";

gt_graph_aspect_ratio

figure クラスの構造体変数に用いられる.図のアスペクト比を表す.

gt_graph_color_map

色番号から具体的色表現を得るためのカラーマップ指定文字列.

gt_graph_contours_dash

contours クラスの構造体変数に用いられる.負の値に対する等値線の種別を指定する.

gt_graph_contours_interval

contours クラスの構造体変数に用いられる. 等値線を描画すべき値を間隔および下上端で定義する.1要素でも3要素でもよい.

gt_graph_contours_levels

概要 [変数] [数値] [不定長] [推奨]
解釈 contours クラスの構造体について, 等値線を描画すべき数値のリスト.
生成 欠損値をいれてはいけない. 左のほうが小さい数値を入れなくてはいけない.
ps:gt_graph_contours_levels = 996.0, 1000.0, 1004.0, 1008.0, 1012.0, 1016.0, 1020.0;

gt_graph_contours_solid

contours クラスの構造体変数に用いられる.正の値に対する等値線の種別を指定する.

gt_graph_contours_draw_contour

contours クラスの構造体変数に用いられる. 属性値が空文字列または "0" である場合は等値線の描画が抑止される.

gt_graph_contours_draw_shade

contours クラスの構造体変数に用いられる.属性値が空文字列または "0" である場合は塗り分けが抑止される.

gt_graph_contours_skiplevels

contours クラスの構造体変数に用いられる. 属性値は数値列と解釈され, その数値に対する等値線の描画が抑止される.

gt_graph_contours_thick_cycle

contours クラスの構造体変数に用いられる. 属性値は整数 n と解釈される. 等値線 n 本に1本が太い等値線となる.(実験的)

gt_graph_contours_thick_dash

contours クラスの構造体変数に用いられる. 負の値に対応する太い等値線の線種別を指示する.

gt_graph_contours_thick_solid

contours クラスの構造体変数に用いられる. 正の値に対応する太い等値線の線種別を指示する.

gt_graph_contours_tone_number

contours クラスの構造体変数に用いられる.

gt_graph_division

device クラスの構造体変数に用いられる. 物理フレームと frame 構造体の対応関係を指定する.

gt_graph_line_index

line, contours, shade, marker クラスの構造体変数に用いられ, ラインインデックスを指定する.

gt_graph_line_marker

line クラスの構造体変数に用いられ, マーカータイプを指定する.

gt_graph_line_type

line, contours, shade, marker クラスの構造体変数に用いられ, ラインタイプを指定する.

gt_graph_logscale

axis クラスの構造体変数に用いられ, 対数座標表示を指定する.

gt_graph_range

概要 [変数] [数値] [2] [推奨]
解釈 所属する変数の数値を描画する際にはこの属性値2つの範囲を描画対象とすべきである.
生成 欠損値をいれてはいけない. 第1要素のほうが第2要素より小さな数値を指定しなければならない.
ps:gt_graph_range = -950.0, 1050.0;

gt_graph_smalltick_all

axis クラスの構造体変数に用いられ, 短い目盛り表示をすべての格子点につけるべきか否かを指示する.

gt_graph_smalltick_levels

axis クラスの構造体変数に用いられ, 短い目盛り表示をつけるべき値を即値リストで指示する.

gt_graph_smalltick_interval

axis クラスの構造体変数に用いられ, 短い目盛り表示をつけるべき値を等差数列で指示する.

gt_graph_tick_all

axis クラスの構造体変数に用いられ, 長い目盛り表示をすべての格子点につけるべきか否かを指示する.

gt_graph_tick_levels

axis クラスの構造体変数に用いられ, 長い目盛り表示をつけるべき値を即値リストで指示する.

gt_graph_tick_interval

axis クラスの構造体変数に用いられ, 長い目盛り表示をつけるべき値を等差数列で指示する.

gt_graph_vectors_style

vectors クラスの構造体変数に用いられ, ベクトル図を矢羽根スタイルで表示すべきか否かを指示する.

gt_history

概要 [大域] [文字] [推奨]
解釈 "("")" の内側に"("")" が存在する場合は, 内側の括弧の中身は依存ファイルの情報である と解釈する. 最内側の "("")" で囲まれた部分が 1 つの gtool4 形式のファイルの history 属性値 となる.
生成 新たに生成する gtool4 形式のファイル の作成履歴 (history 属性と同じ形式とする)と 依存するファイルの gt_history 属性値を "("")" で囲んだものを出力する. 2 つの gtool4 形式のファイル A.nc と B.nc から C.nc を生成する場合には,

((A.nc のgt_history 属性値)(B.nc のgt_history 属性値) C.nc を生成するための history 属性値)
という形式になる.
:gt_history = "((2000-01-19T18:03:04+09:00 akahori> gt3togt4 Temp.gt3)(2000-01-19T18:05:15+09:00 akahori> gt3togt4 Qvap.gt3)2000-01-19T18:27:32+09:00 akahori> gprelhum.rb Temp.nc Qvap.nc)";

gt_history_branch

木構造履歴機能のために予約されている. しかし, 木構造履歴の記述は 前述の gt_history 属性だけで事足りるかもしれない.

gt_structure_class

構造体変数のクラスを指示する文字列.

gt_structure_link_name

構造体変数が持つ他の変数を参照するための URL. 名前 nameは gt_structure_member にリストされたものである.

gt_structure_message_name

構造体変数が持つ他の構造体変数に指示を与えるための URL.名前 name は gt_structure_member にリストされたものである.

gt_structure_member

構造体変数が持つ他の構造体変数の略称リスト. スペースで区切って解釈される.

gt_subtitle

もし存在すれば, 図の副題として利用される.

gt_user_anything

この名前はユーザの自由な利用のために予約されている. gtool4 規約に従う解釈系はこれらの属性の有無および値を検索する手段を提供すべきである. gtool4 規約に従う生成系はこれらの属性を生成してもよい.

gt_version

概要 [大域] [文字] [必須]
解釈 解釈系はこの属性をバージョン番号として参照しなければならない.
生成 生成系は属性値として gtool4 規約の現在の版 (gtool 4.3) のバージョン番号 "4.3" を付与しなければならない.
:gt_version = "4.3";