接続詞
1. 接続詞の種類
接続詞は、語と語、句と句、節と節などを結びつける語。
- 等位接続詞
- 文法上対等の関係にある語と語、句と句、節と節などを結びつける接続詞。and, but, or など。
- 従位接続詞
- 主節と従位節を結びつける接続詞。従位節には名詞節と副詞節がある。
- 接続副詞
- however, soなど、接続詞的な機能をはたす副詞。(文法上は副詞だが、ここで「接続詞」と言うときは接続副詞も含める。)
2. 等位接続詞
and
連結を示す。
- 「AとB」「A, そしてB」
- 「〜してそれから…する」(動作順)「〜すると…する」(因果関係をほのめかす。becauseやsinceほど言い切れない)
- 「〜すれば…」(命令文+and), (名詞+and)
- 「AとBの一組」AとBが合体してひとつのものや概念を表す。単数扱いになる: cup and saucer
- 連続や多様さを表して、意味を強める: louder and louder
nor
- 「AもBも〜ない」
both A and B
- 「AもBも」AとBは文法上対等なもの。
not only A but (also) B
- 「AもBも〜ない」主語になる場合、動詞の単複はBに合わせる。
neither A nor B
- 「AもBも〜ない」
but
反意・対立を示す。口語以外では文頭では用いない。
- 「だが、しかし」
- 「〜ですが…」
- 「AではなくてB」not A but B
- 「なるほど〜だが…」It is true 〜, but …
or
選択を示す。
- 「〜かそれとも…」
- 「すなわち」
- 「さもないと」(命令文+or), (名詞+or)
- 「AかBかのどちらか」either A or B
3. 接続副詞
節と節との間にはセミコロンを置くのが正式。
besides, also, moreover
この順で堅い言い方になる。
- 「その上」
then
- 「それから」
however
- 「しかしながら」
nevertheless
- 「それにもかかわらず」
still, yet
- 「それでもなお」
else, otherwise
- 「さもないと」
so, therefore, consequently, hence
- 「それゆえ」「したがって」「だから」「ので」
that is (to say), namely
- 「すなわち」
for instance, for example
- 「たとえば」
4. 従位接続詞
名詞節を導く接続詞
that
- 「〜が…する/であるということ」
- that節が主語になる
- that節が補語になる
- that節が目的語になる
- that節が前置詞の目的語になる: except that 〜, in that 〜
- that節が同格節を導く
whether, if
- 「〜かどうか」
- 他動詞の目的語となる節で
- 主語となる節 (whetherのみ)
- 補語となる節 (whetherのみ)
- 前置詞に続く節 (whetherのみ)
- 同格節を導く (whetherのみ)
- whether or not または whether/if … or not.
lest, but that
- 「〜しはしないかと」
- 「〜ではないということ」
- 「確実であることを強調する」There is no doubt but that …
時・場所の副詞節を導く接続詞
when
- 「〜するときに」
- 「〜したらその時…」主節の後におく
whenever
- 「〜するたびに」
while
- 「〜している間に(は)」このときのwhile節には進行形か状態動詞が使われる
as
- 「〜しながら」
- 「〜するとき」
before
- 「〜する前に」
after
- 「〜した後で」
till, until
- 「〜するまでずっと」
by the time (that)
- 「〜するまでに」
since
- 「〜して以来」この意味のsince節には過去形、主節には現在完了か過去完了を用いる
as soon as, no sooner 〜 than, hardly/scarcely 〜 when
- 「〜するとすぐに」
directly, immediately
- 「〜するとすぐに」
once
- 「一度〜すれば」
every time, each time
- 「〜するたびに」
where
- 「〜する所に/へ/で」
原因・理由の副詞節を導く接続詞
because, since, as
- because: 原因や理由を新たな情報として明確に述べるための接続詞。 原因・理由を述べることが主な目的の場合はbecause節をあとに、その結果を述べるのは主な目的ならばbecause節は前に持ってくる。
- since: 読み手もすでにわかっているだろうと思われることを理由として持ち出すときに使う。Since節を前に置くことがおおい。
- as: becauseやsinceよりも改まった感じが強い。時を表す場合と混同されやすい。
目的・結果の副詞節を導く接続詞
so that, in order that
- 「Sが〜するように」so that S can/will/could/might/would 〜
- 「Sが〜できるように」in order that S may 〜
in case
- 「〜するかもしれないので」
for fear (that), lest
- 「〜しないように」
- 「〜するといけないから」
so 〜 that …
- 「…するほど〜である」
- 「非常に〜なので…」〜には形容詞か副詞を置く
such 〜 that …
- 「あまりにも〜なので、…である」
- 「…するほど〜である」〜には形容詞+名詞を置く
… so that, 〜
- 「…その結果〜」
条件・譲歩をの副詞節を導く接続詞
unless
- 「もし〜でなければ」
- 「〜しない限り」
in case
- 「〜する場合に備えて」
- 「もしも〜の場合には」
but that
- 「〜でないならば」
suppose, supposing
- 「仮に〜としたら」
provided (that), providing (that)
- 「〜である限り」
granted (that), granting (that)
- 「〜ということは認めるとしても」「〜だとしても」
as long as, so long as
- 「〜しさえすれば」
although, though
- 「〜だけれども」
形容詞/副詞+ as + S + V
- 「〜ではあるが」
if, even if, even though
- 「たとえ〜であっても」
when, while, whereas
- 「〜なのに」
whether 〜 or …
- 「〜であろうと…であろうと」
No matter + 疑問詞
- 「たとえ〜であろうとも」
副詞節を導くその他の接続詞
as
- 「〜のように」
as if, as though
- 「まるで〜かのように」
as
- 「〜につれて」
according as 〜
- 「〜に応じて」
as/so far as 〜
- 「〜の限りでは」
as long as, so long as
- 「〜する限り」「〜しさえすれば」
except (that)
- 「〜ということ以外には」