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湿潤断熱減率を定式化する. 熱力学の第 1 法則は, 
 は内部エネルギー,
 は内部エネルギー,
  は系に加えられる熱量,
 は系に加えられる熱量,
  は系に加える仕事,
 は系に加える仕事,
  は化学エネルギーである.
考えている系において気体は理想気体として取り扱うことができ,
その変化は断熱的にであるとすると,
 (15) 式の各項は以下のように書ける.
 は化学エネルギーである.
考えている系において気体は理想気体として取り扱うことができ,
その変化は断熱的にであるとすると,
 (15) 式の各項は以下のように書ける.
 は大気の定積モル比熱の平均値,
 は大気の定積モル比熱の平均値,
 は温度,
 は温度,  は圧力,
 は圧力, 
 は 気体分子の 1 モル当たりの体積,
 は 気体分子の 1 モル当たりの体積,
 は気体定数,
 は気体定数,  は平均分子量,
 は平均分子量, 
 は重力加速度,
 は重力加速度, 
  は大気中の凝縮成分のモル当たりの
凝縮のエンタルピー,
 は大気中の凝縮成分のモル当たりの
凝縮のエンタルピー,
  は凝縮成分のモル比の変化である. 
(15) 式に (16) - (19) 式を代入することで,
 は凝縮成分のモル比の変化である. 
(15) 式に (16) - (19) 式を代入することで, 
 は大気の定圧モル比熱の平均値で,
理想気体の場合
 は大気の定圧モル比熱の平均値で,
理想気体の場合 
 である.
 である.
 
 
 
 
