2017/03/08 電脳倶楽部ミーティング 議事録
履歴
- 2017/03/08 河合 佑太
dennou ruby (堀之内, 佐々木)
- GPhys, GGraph, Gfd-navi
- 進展は特になし
- NArray のメンテナンス, 開発状況 (佐々木)
- SciRuby の中で開発が続いている (ruby-numo/narray)
- 旧 NArray と比べて, 大きなデータが扱えて, 速度が速い.
- 便利なグラフ描画ライブラリ Matplotlib に, NArray データを渡せるようになってくると世間的には嬉しい.
- 電脳的には嬉しくないかも?
- その他
- 旧 NArray から新 NArray へ乗り換えるにあたっての問題点
- 次元の順番
- 欠損値の対応 (現状の NArrayMiss に対応するインタフェースを我々で整備する必要あり)
- 並列化
- 旧 NArray から新 NArray へ乗り換えるにあたっての問題点
- 関連リンク
- SciRuby ???
- ruby-numo ???
バイナリ整備(乙部)
- ubuntu
- LTS 版だけ作成している
- Windows
- IntelFortran 版, MinGW 版がある.
- bash on Windows
- Ubuntu 互換レイヤーが乗っていて, ubuntu バイナリが動く
- Ubuntu 版電脳パッケージを apt で導入できて便利
- Ubuntu 互換レイヤーが乗っていて, ubuntu バイナリが動く
DCL(乙部)
- ver 7.1 リリース
- SYSTEMFONT を使えるようにした
- マーカー用フォントを作成 (LMRKFNT)
- 新マークアップ(上付き, 下付き)
- 線の太さ問題を解決
- gtk3 対応
- OpenGL
- 新しい試み
- 3D 画像 (VR)
Debian パッケージ(佐々木)
- DCL
- ライセンスの関係上, Debian の official archive に取り込まれていない.
- dcl-f90 は Jessie 用には更新していない
- ruby-*
- Debian の official archive に取り込まれている.
- その他
- パッケージ制作には Jekins を使っている
- パッケージ作成の協力者を募集中
dcmodel
共通(竹広)
- 特になし
ispack(石岡)
- ver 2.1.2 リリース
- Xeon Phi KNL に対応
- その他
- Debian パッケージに使用するバーションは ispack2
spmodel(竹広)
- ispack2 の対応
- 球面調和関数, zonal symmetric モジュールのみ
- その他
- 現状 ispack1 を基本使い, オプションで指定すると ispack2 が使える
- 今後, ispack2 をデフォルトで使うようにすることを考えていく.
- 宿題
- web ページの充実化
- ドキュメントを Doxygen で生成
deepconv(杉山)
- 開発は停止中
- 中島さんが設定変更や少しモデルを改造して最近走らせてみた.
- 設定変更やモデルの改造に役立つような手引きがあると良いだろう.
- 宿題
- Todo を更新
DCPAM(高橋(芳))
- 大きな進展はない.
- 移動しない海氷モデルを導入
- いくつかバグを含んでいる.
- 海洋熱輸送なしの場合では, 実はあまり必要ではなかったかも?
- 新しいコンポーネント(例えば化学反応計算)を組み込むときに, どう unit test をすれば良いか? (納多)
- DCPAM の中でテストで利用しないルーチンを off にして, 検証すると良いだろう.
- 放射計算は今後どのようにしていくか? (林)
- k 分布法を導入することを考えている.
- 物理過程の共通化に向けて何か問題が考えられるか? (林)
- 各物理過程のモジュール内で gtool のサブルーチンを使っている部分の対処法を考える必要がある.
- hybrid 鉛直座標系導入のリクエストがある(林)
- 我々の目的では優先順位は低いだろう. (放射過程の開発の方が今のところ優先順位が高い?)
DCRTM(高橋(康))
- line-by-line 放射伝達モデルを公開
- ドキュメント群, ギャラリーを整備
- 課題
- 吸収係数の計算をスキップして温度・圧力を変えた計算ができるようにモデルを改変
- 粒子の光学特性の計算の効率化
- ドキュメント, ギャラリーの充実化
gtool(佐々木)
- 新 gtool
- NetCDF C API や C の文字列処理関数を Fortran 2003 の ISO_C_BINDING を使って叩く.
- プリミティブ(History{Create,Put,Addattr,AddVariable})は実装済み, *Auto* 系の実装もほとどんど完了.
- 高速化
- 下部 layer を簡略化
- Output する変数名の探索法を改良
- Doxygen を用いてドキュメント作成
- configure 時のパス指定が省略できるようになる.
- nc-config を使う
- 3 月末リリース予定!
- 課題
- カレンダー