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9 NetCDFファイルの構造と性能

この章では、NetCDFの性能について理解するのに必要なNetCDFのファイル 構造の詳細を説明します。

NetCDFは配列指向のデータアクセスの為のデータ抽象化であり、その抽象化をサポートするインターフェースの具体的な実装を与えるソフトウェアライブラリです。この実装によって配列を表現するための機種独立型のフォーマットを提供されます。 NetCDFファイルフォーマットはインターフェースの表面からは見えないが、現行の実装と関連するファイル構造を幾らか理解していれば、どのNetCDF操作が他よりコストがかかるか明らかになるでしょう。

NetCFフォーマットの詳細に関しては、 Appendix A - ファイルフォーマット仕様を参照してください。フォーマットの知識が無くても、NetCDFデータの読み書きや 効率に関する問題点のほとんどを理解することは可能です。文書化されたインターフェースのみを使い、フォーマットに関しては何の仮定もしていないプログラムは、将来NetCDF フォーマットが変更されても機能しつづけます。それは、 フォーマットの変更は全て文書化されたインターフェースの下層で行なわれ、かつ、以前のバージョンのNetCDFファイルフォーマットはサポートされるからです。

9.1 NetCDF ファイルの構成要素

9.2 拡張XDR階層

9.3 I/O 階層

9.4 UNICOS 最適化


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