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A.d.vi. 太陽放射フラックスと天頂角パラメータ
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全波長で積分された大気上端における太陽放射フラックス  は, 季節, 緯度, 時刻によって変化する.
ここでは季節, 緯度を指定した場合の各時刻における の計算方法を示す.
平均軌道距離上での太陽定数を  (Wm-2), 太陽からの距離を ,
その平均距離を  , 太陽天頂角を  , 緯度を  , 太陽の赤緯を  , 時角 (地方時から  ずれたもの,  ) を  とする. 太陽放射 は
と与えられる
(例えば 小倉, 1999 を参照).
太陽からの距離 と赤緯 は,
と表される. ここで  は近日点からの太陽の角度位置,  は軌道長半径,  は軌道離心率,  は自転軸の傾き,
ω は真近点角,
 は近日点からの春分点角度位置である.
以上の式を  , 火星中心黄径
 を用いてまとめると,
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(A.54) |
となる.
本研究では = 0.093,
= 25.2°,
= 100°,
= 591 Wm-2 とした.
の値は Carr (1996)
図1-1 から算出し, その他のパラメータは
理科年表 2000 年版の値を用いた.
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