% 表題 地球流体電脳倶楽部 ごくらく GTOOL3   はじめに
%
% 履歴
\Drireki{92/09/21  沼口 敦}     % howtoloo.doc(92/09/21)
\Drireki{97/02/21  余田 成男}
%

\Dchapterhead


このドキュメントは, 姉妹編「ごくらくAGCM5体験」で作成したデータをもと
に, GTOOL3の使い方をあれこれ体験するための「ごくらく本」である. UNIXマ
シーンがそれなりに使える(コマンドがわかる)こと, 「ごくらくAGCM5体験」
を済ませていることを前提としている. ユーザー名は \verb!yoden! として書
いてあるので, 各自のユーザー名にあわせること.


\section{準備}

\subsection{gt3-dcl5}

まず, 「ごくらくAGCM5体験」でgt3-dcl5がインストールされて, GTOOL3用の
データを簡単に表示/編集するプログラム(\verb!~/dennou/gt3-dcl5/src/sample/*!)
の実行ファイルが \verb!~/dennou/gt3-dcl5/bin! に入っていることと, そこ
にパスが通っていることを確認する. これらの場所は「ごくらくAGCM5体験」
での指定に依存することに注意. パスが通っていなければ, 
\begin{verbatim}
% setenv PATH ~/dennou/gt3-dcl5/bin:$PATH
\end{verbatim}
とする. もちろん, \verb!~/.cshrc! を書き換えて, \verb!source ~/.cshrc!
とすれば, 次回からパスを陽に通し直す必要がなくなる. 
\vspace{1em}

つぎに, 環境変数 \verb!GTTMPDIR! を状況にあわせてセットする. ここでは, 
「ごくらくAGCM5体験」で傾圧不安定初期値問題の実験を行なったデータ用(作
業用)ディスク \verb!/datadisk/yoden/! にテンポラリファイルを置くた
めのディレクトリ \verb!gttmp! を作り, \verb!GTTMPDIR! に指定する. 
\begin{verbatim}
% cd /datadisk/yoden
% mkdir gttmp
% setenv GTTMPDIR /datadisk/yoden/gttmp
\end{verbatim}
\verb!GTTMPDIR! で指定したディレクトリに, 中間ファイルが作られる. 指定
しなかった場合には, これらのファイルがカレントディレクトリに作られるの
でディスクの空き領域に注意する必要がある.


\subsection{agcm5: 傾圧不安定実験データ}

「ごくらくAGCM5体験」で作ったデータセットを例題として用いることにする：
\begin{verbatim}
% cd agcm5/src/prep
% cp sst.data /datadisk/yoden/intg1
% cd /datadisk/yoden
% ls -l
total 428
-rw-r--r--  1 yoden        2419 Dec 25 21:12 INDATA
-rw-r--r--  1 yoden      141536 Dec 25 20:50 TEST.INIT
-rw-r--r--  1 yoden      268512 Dec 25 21:22 TEST.RST
drwxr-xr-x  2 yoden         512 Feb 17 16:57 intg1/
% cd intg1
% ls -l
total 2956
-rw-r--r--  1 yoden      451200 Dec 25 21:22 div.data
-rw-r--r--  1 yoden      123520 Dec 25 21:22 ps.data
-rw-r--r--  1 yoden      533120 Dec 25 21:22 sigdot.data
-rw-r--r--  1 yoden        3088 Feb 17 11:13 sst.data
-rw-r--r--  1 yoden      451200 Dec 25 21:22 t.data
-rw-r--r--  1 yoden      451200 Dec 25 21:22 u.data
-rw-r--r--  1 yoden      451200 Dec 25 21:22 v.data
-rw-r--r--  1 yoden      451200 Dec 25 21:22 vor.data
\end{verbatim}
いまコピーした \verb!sst.data! はAGCM5用の境界値ファイルで, 水平2次元
の海面水温(SST)データである. また, \verb!ps.data! は地表気圧の時系列デー
タで, 水平2次元データが40日分の時系列として1日間隔で入っている. これら
以外のファイルは空間3次元のデータで, やはり40日分の時系列となっている.
\verb!sigdot.data!の大きさが異なるのは, AGCM5の鉛直差分がLorenz型だか
らである. 


\section{一般的使用法}

GTOOL3は, \verb!gtXXXX! というようなコマンド群で構成されている. 一般に, 
\begin{verbatim}
% gtXXXX [オプション...] [ファイル名...] 
\end{verbatim}
という形で使用する. オプションを陽に指定しなければそれぞれのデフォルト
値が採用される. また, ファイル名を省略すれば \verb!gtool.out! という名
のファイルが参照される.
\vspace{1em}

ここで, 各オプションは次のように指定する：
\begin{verbatim}
      文字型　　　：  title:Temperature または title:"Averaged Temp."
      整数・実数型：  z=1 または fact=1.8
      論理型　　　：  -mono (mono=Tと同じ), #clabel (clabel=Fと同じ)
\end{verbatim}
文字型の指定で空白を含む場合は, かならず \verb!"! で囲むこと.  複数の
引数をもつ配列型オプションでは, \verb!tone=260,280! のように指定す
る. カンマの前後に空白を入れないように注意すること. 場合によってはある
部分を省略して, \verb!tone=260! あるいは \verb!tone=,280! のような指定
もできる.
\vspace{1em}

GTOOL3では, ファイル名はオプション列のどこにあってもよい(混在してよい).
これは, ファイル名の判別を次のように行なっているからである：
\begin{verbatim}
      ファイル名：  = , : を含まず, - もしくは # で始まらないトークン文字列(空白もしくは
                   改行にはさまれた文字列)
\end{verbatim}
\vspace{1em}

GTOOL3コマンドについては, 「格子点データ解析ツールGTOOL3 利用の手引」
(第8章 サンプルプログラム)を参照のこと. また, 各コマンドのオプションの
リストとデフォルト値は,
\begin{verbatim}
% gtXXXX -help
\end{verbatim}
で得られるので, これでおよそのことがわかる. 
