gt4f90io インストールの手引

手順

1. 適当な作業ディレクトリでソースアーカイブを展開する。

   
           $ tar xvzf gt4f90io-current.tgz
          

   ソースは gt4f90io というディレクトリに展開される。

   
   
2. 展開されたディレクトリに移動し、./configure を実行する。

   なお、--with-netcdf= には netcdf ライブラリのパスを指定する。 (以下の例は /usr/local/netcdf/lib/libnetcdf.a にライブラリがある場合のものである)。

          $ ./configure --with-netcdf=/usr/local/netcdf/lib/libnetcdf.a
          

   これで、Config.mkが作成されるはずである。

   
   
3. Config.mkの編集

   Config.mk を適宜編集する。 このファイルで定義されるマクロは以下の通りである。

   
           FC          : Fortran コンパイラ
   
           SYSFLAGS    : コンパイル時・リンク時に必要なフラグ
                         (Fortran コンパイラ実行時に必要なオプション)
   
           SYSLDFLAGS  : リンク時に必要なフラグ
   
           SYSLDLIBS   : リンク時に必要なライブラリ
   
           F90MODTYPE  : モジュール情報の渡し方
   
           DEST_LIB    : gt4f90io ライブラリインストールディレクトリ
   
           DEST_INC    : gt4f90io モジュールインストールディレクトリ
   
           DEST_BIN    : gt4f90io 実行ファイルインストールディレクトリ
   
           DEST_DOC    : gt4f90io ドキュメントファイルインストールディレクトリ
   
   
   
           MODS        : モジュールファイル拡張子
   
           AR          : アーカイブコマンド
   
   

   
   
4. コンパイルとインストール

   
           $ make
   
           # make install
   
   

   なお、システムにドキュメント類もインストールする場合は以下のようにする。

   
           # make install-doc