【 TeX によるプレゼン資料作成用マクロ 】 2002.6 .18(ver 2.00) 2002.11.18(ver 2.10) by Makoto IIMA (Hokkaido Univ) 2002.11.19(ver 2.11) by Makoto IIMA (Hokkaido Univ) 1. はじめに このパッケージは、 ● TeX + pdf でプレゼンするためのノウハウ ● プレゼン資料作成に役立つと思われるマクロ ● プレゼン資料のサンプル を提供することが目的であす。 基本的にそれなりの見栄えがあり、それなりのプレゼン機能があれば良い、 という思想で作っていますので、ご了承下さい。 研究者仲間から要望があったので試しに公開してみましたが、以外に評判が よかったので、そういう方からの意見も取り入れてすこし手直ししてみました。 余り変りませんが。 2. パッケージの内容 readme.txt このファイル presen.sty プレゼン用 TeX マクロ sample.tex プレゼン資料のサンプル figure1.eps サンプルの eps ファイル sample.pdf platex + dvipdfmx で作成した pdf ファイル 3. 使い方 3-a. platex が使える環境を揃える。 3-b. 以下のパッケージを適当なディレクトリにインストールする。 例えば、 /usr/local/share/texmf/tex/generic など。 そしてそのパッケージにパスを通す。 インストールすべきパッケージは、 * texpower * hyperref * colordvi * graphicx * fancyheadings (これらは検索エンジンで探してダウンロードする) と、presen.sty (このパッケージに含まれるスタイルファイル)である。 3-c. 試しに sample.tex をコンパイルしてみる。 3-b. での指定ファイルがインストールが出来ていればうまく行くはず。 3-d. dvipdfm, dvipdfmx コマンドで、 .dvi -> .pdf の変換を行う。 コマンドがないときはインストールが必要。 私の環境では、 > dvipdfmx -p a4 -l dvifile.dvi で変換した。 3-e. プレゼンの実際については、 sample.pdf を見れば大体解るはず。 4. 細かいこと * 基本的には texpower に乗っかっているので、コマンドなどの詳細は texpower のマニュアルを見てください。 * 文字が徐々にでてくる効果は、このままでは出来ません。 どうすればいいのかも作者は知りません。 * 絵やをクリックするとあるリンク先に飛ぶ、と言うことも出来ません。 \ref か \hyperref で表示される数字か文字を使ってください。 * presen.sty 内で、\Section, \Subsection というコマンドを定義し、 その中で文字の大きさを変えたり、リンクのラベルを張ったりしている。 (\rm\large を基本の大きさとしています) 各ページはこのどちらかで始まることを前提にしています。そうでない場合は 文字の大きさを変える必要があるかも知れません。 * しおりの日本語化については、 Hirata さんのページ(http://www.nn.iij4u.or.jp/~tutimura/hirata/) にある out2uni.c を使うとよいでしょう。これをコンパイルしてできた out2uni を使えば、 > platex sample.tex > platex sample.tex > out2uni sample > platex sample.tex > dvipdfmx -p a4 -l sample.dvi という手順で日本語のしおりができあがります。 5. おわりに 気が付いたことがあったら知らせてください。 また、良いマクロができたら教えてください。 p.s. こういったドキュメント書きは苦手(;_;) 飯間 信@北大電子研 6. 更新の履歴 2002.11.19 (ver. 2.11) ・out2uni の記述を追加 2002.11.18 (ver. 2.10) ・画面左右下の矢印のフォントを $\triangleleft$, $\triangleright$ に変更 ・最初のページのフッタを変更(ページ番号と矢印を消し、START ボタンが 付くようにした) ・例である sample.tex を多少変更 2002.6.18 (ver. 2.00) はじめて公開