diff -rcN latex2html-2002-2-1/README.patch-2002jp latex2html-2002-2-1-jp1.8/README.patch-2002jp
*** latex2html-2002-2-1/README.patch-2002jp Thu Jan 1 09:00:00 1970
--- latex2html-2002-2-1-jp1.8/README.patch-2002jp Sat Sep 25 21:19:53 2004
***************
*** 0 ****
--- 1,1019 ----
+ 竹の 09/25 2004
+ ---------------
+
+ latex2html-99.1 用の日本語化パッチ (武藤@Debian プロジェクト さ
+ ん作) を、latex2html-2002-2-1 に当たるようにしたもの (日本語化パ
+ ッチ jp1.8) を公開します。
+
+
+ 1. introduction
+ ---------------
+
+ latex2html の日本語化は 98.1, 99.1 用には武藤@Debian プロジェク
+ ト さんの作られた日本語化パッチがありますが、その後の版用のものは
+ ないようでしたので、その日本語化パッチを、現在の latex2html の最
+ 新版である latex2html-2002-2-1 に当たるようにしました。
+
+ あまり新たな機能は付け加えてはおらず、単にパッチが当たるようにし
+ ただけです。よって、バージョン間の違いによる若干の不具合がある可
+ 能性があります。
+
+ なお、latex2html-2002, 2002-1, 2002-2 などの版は、99.1 以来の正式
+ リリース版で、99.2, 2K.1 版というのがありますが、これらはいずれも
+ alpha, beta リリースのみです。99.1 の頃よりインストールはかなり整
+ 備され (configure base になった)、また、99.1 ではそのまま通らず、
+ latex2html 用に修正が必要だった LaTeX のファイルがすんなり通るよ
+ うになっていたり、いくつかのパッケージが新たにサポートされたり、
+ と間違いなく機能は上がっています。よって、このような暫定的なパッ
+ チでも意義はあると考え、公開することとしました。
+
+ パッチの置き場所、または latex2html に関する情報は以下をご覧くだ
+ さい。
+
+ http://takeno.iee.niit.ac.jp/~shige/TeX/latex2html/ltx2html.html
+
+ なお、現在日本語化パッチは 2 種類あり、
+
+ ・jp1.X: nkf で漢字コードの変換を行う従来のパッチ
+ ・jp2.X: nkf での漢字コードの変換をやめた新たなパッチ
+
+ のようになっています。従来通り ISO-2022-JP の HTML ファイルを生成
+ したい場合は jp1.X の方をお使い下さい。jp2.X の方は、EUC-JP (また
+ は Shift_JIS) の HTML を生成します (jp1.8 からはこちらでも EUC-JP
+ や Shift_JIS の HTML が生成できます)。詳しくは、jp2.X のパッチ付
+ 属のドキュメント、または上記 WWW ページをご覧下さい。
+
+
+ 2. インストール
+ ---------------
+ 2.1. 動作環境
+ -------------
+
+ 基本的に 99.1 と同等の環境で動作します。本パッチを当てた後に作ら
+ れる、99.1 の日本語化パッチ用の武藤@Debian プロジェクト さんのド
+ キュメント README.patch-99.1jp をご覧ください。ただし、少し注意が
+ 必要です。
+
+ ・netpbm のバージョン
+
+ latex2html が使用する netpbm というソフトには、古いもの
+ (netpbm-1-Mar-1994) と新しめのもの (netpbm-9.X,10.X) があります。
+ 新しめの netpbm を使う場合、以下に注意してください。
+
+ 1) pnmtopng はその中に含まれているので、別にインストールする必要
+ はない
+ 2) 新しめの netpbm は 9.12 以降のものを使わないと数式の画像が変に
+ なる
+
+ 例えば FreeBSD の ports/package install では、FreeBSD のバージョ
+ ンによっては丁度 latex2html には都合の悪いバージョンの netpbm が
+ インストールされる場合もありますので注意してください。netpbm のバ
+ ージョンは例えば
+
+ % pnmcrop -version
+
+ とすれば確認できます。古いものは
+
+ pnmcrop: Version: Netpbm 1 March 1994
+ ...
+
+ 新しいものは
+
+ pnmcrop: Using libpbm from Netpbm Version: Netpbm 9.20
+ ...
+
+ のように表示されます。なるべく新しいもの、例えば netpbm-9.20 以降
+ のものなどを使うことをお勧めします (cf.「3. 注意 [1]」) が、古い
+ netpbm (netpbm-1-Mar-1994) でも正常に動作します。
+
+ なお、都合の悪い版の netpbm を使おうとすると configure の時に警告
+ が出ると思います。
+
+ ・Perl
+
+ Perl は 5.00305 以上が必要ですが、jperl である必要はありません。
+
+
+ 2.2. 配付ファイルの入手
+ -----------------------
+
+ latex2html-2002-2-1.tar.gz : latex2html-2002-2-1 本体
+ l2h-2002-2-1+jp1.8.patch.gz: 本パッチファイル
+
+ を入手します。latex2html-2002-2-1.tar.gz は、各地の CTAN サイトや
+ FreeBSD や NetBSD などのミラーサイトなどにあるようです。例えば国
+ 内では現在 (03/23 2003) 以下のサイトなどにあります。
+
+ ftp.ics.es.osaka-u.ac.jp/mirrors/FreeBSD/ports/distfiles/
+ ftp.riken.go.jp/pub/NetBSD/packages/distfiles/
+ ftp.riken.go.jp/pub/tex-archive/support/latex2html/
+
+ また、1. で紹介した WWW ページに置いてありますし、またはその WWW
+ ページでも紹介している最新版の置いてあるオリジナルサイト
+
+ http://saftsack.fs.uni-bayreuth.de/~latex2ht/
+
+ などを参照してください。
+
+
+ 2.3. 展開とパッチ当て
+ ---------------------
+
+ % gunzip -c latex2html-2002-2-1.tar.gz | tar xf -
+ % gunzip l2h-2002-2-1+jp1.8.patch.gz
+ % cd latex2html-2002-2-1
+ % patch -p1 < ../l2h-2002-2-1+jp1.8.patch
+
+
+ 後は latex2html-2002-2-1 付属のインストールドキュメント INSTALL
+ にしたがってインストールすればいいのですが、一応インストール例を
+ 以下に続けて書きます。
+
+
+ 2.4. make
+ ---------
+
+ 利用している LaTeX (pLaTeX) が EUC-JP 環境ではなく Shift_JIS 環境
+ (デフォルトで Shift_JIS を受け付ける) である場合は、
+
+ config/config.pl
+
+ に書かれている
+
+ $newcfg{'TONATIVE'} = "|$nkf -e";
+ $newcfg{'TOHTML'} = "|$nkf -j";
+ $newcfg{'FROMNATIVE'} = "$nkf -e";
+
+ を
+
+ $newcfg{'TONATIVE'} = "|$nkf -s";
+ $newcfg{'TOHTML'} = "|$nkf -j";
+ $newcfg{'FROMNATIVE'} = "$nkf -s";
+
+ に直して下さい。styles/japanese.perl の漢字コードは特に変換しなく
+ てもいいはずですが、何でしたらそれも Shift_JIS に変換しておいて下
+ さい。
+
+ 必要な外部ソフトにパスが通っていれば
+
+ % ./configure --prefix=/usr/local
+ % make
+
+ で OK です。prefix= の後ろはインストール先です。上のようにやると
+ /usr/local/bin, /usr/local/lib/latex2html にインストールされます
+ が、これらは変更できます。これらの詳しいこと、および configure の
+ 他のオプションについては ./configure --help を見てください。
+
+ なお、通常は --prefix=[prefix] とすると
+
+ [prefix]/bin : 実行バイナリ
+ [prefix]/lib/latex2html : latex2html が必要とするファイル群
+
+ のようにインストールされるのですが、[prefix] のパスに 'l2h' や
+ 'latex2html' という文字列が含まれていると (大文字でも)
+
+ [prefix]/bin : 実行バイナリ
+ [prefix]/ : latex2html が必要とするファイル群
+
+ のようになるので注意が必要です。
+
+
+ 2.5. install
+ ------------
+
+ root になって
+
+ # make install
+
+ で OK です。
+
+
+ 2.6. wrapper script
+ -------------------
+
+ latex2html は、日本語環境と英語の環境が切替えられるのですが、残念
+ ながらあまり簡単には (綺麗には) 切替えられません。詳しい話は
+
+ http://takeno.iee.niit.ac.jp/~shige/TeX/latex2html/ltx2html.html
+ 注意、その他 (07/17 2001)
+ http://takeno.iee.niit.ac.jp/~shige/TeX/latex2html/ltx2html.html
+ 注意、その他 (04/30 2002)
+
+ の辺りをご覧ください。そして、そこに書いてありますが、私のところ
+ ではその切替えを、wrapper script (csh のスクリプト) でごまかして
+ います。あまり綺麗な方法ではありませんが、その方法をここで紹介し
+ ます。
+
+ 注: 以前のパッチ l2h-2002+jp1.5.patch では、この wrapper script
+ は GIF/PNG の切り替えもやっていましたが、現在の latex2html では
+ それがちゃんとできますので、その機能は外しました。GIF/PNG の切
+ り替えは、標準オプションの -image_type (gif/png) を使用してくだ
+ さい。
+
+ インストールは
+
+ # ./mkwrapper [prefix]
+
+ だけで OK です。wrapper script である [prefix]/bin/l2h と、4 種類
+ の l2hconf.pm がインストールされます。[prefix] は configure の時
+ に指定した物と同じ [prefix] を指定して下さい (必ず絶対パスで)。こ
+ の l2h を latex2html の代わりに使います。
+
+ l2h は、通常の latex2html のオプション以外に
+
+ -en : 英語の HTML を作る
+ -english : -en と同じ
+ -ja : 日本語の HTML を作る (iso-2022-jp 版: default)
+ -japanese: -ja と同じ
+ -jis : -ja と同じ (ほぼ)
+ -euc : EUC-JP の日本語の HTML を作る
+ -sjis : Shift_JIS の日本語の HTML を作る
+
+ の、実質 4 種類のオプションを受け付けます。例えば
+
+ % l2h -en hoge.tex
+
+ で、英語 の HTML ができることになります。
+
+ なお、mkwrapper の中では、
+
+ [a] 日本語 (JIS/EUC/SJIS)/英語用の l2hconf.pm (4 種類) を作る
+ [b] wrapper script にパスを埋め込む
+ [c] wrapper script をインストール
+ [d] 作成したファイルの削除
+
+ をやっています。
+
+ HTML 出力の漢字コードは、jp1.8 からは ~/.latex2html-init 内でも指
+ 定することができます。詳しくは「3. 注意」の [35] をごらん下さい。
+
+
+ 3. 注意
+ -------
+
+ いくつか注意を述べます。
+
+
+ [1] GIF を使う場合、netpbm の GIF への変換プログラムは例の Unisys
+ のライセンスへの抵触の問題があります。それに触れずに GIF を使いた
+ い場合は netpbm の 9.20 以降のものを入れて、pstoimg の
+
+ my $PPMTOGIF = '/usr/local/bin/netpbm/ppmtogif';
+
+ を
+
+ my $PPMTOGIF = '/usr/local/bin/netpbm/ppmtogif -nolzw';
+
+ とする (-nolzw は netpbm 9.20 以降のみ使用可) といいでしょう。た
+ だし、画像ファイルのサイズが多少大きくなります。また、もしかする
+ と GIF のナビゲーションアイコンを LZW を利用しないものに変換する
+ 必要もあるのかもしれません (良くは知りません)。
+
+ % mkdir icons.gif
+ % mv icons/*.gif icons.gif
+ % foreach i ( icons.gif/*.gif )
+ % giftopnm $i | ppmtogif -nolzw > icons/`basename $i`
+ % end
+
+ もちろん PNG を使う方が無難だと思います。
+
+
+ [2] パッチを当てた後に出来る styles/japanese.perl に、日本語用の
+ 設定が行われています。この中の sub japanese_titles には、例えば
+ styles/american.perl を見れば分かりますがまだ日本語用にはカスタマ
+ イズされていない項目がたくさんあります。この辺も好みによって書き
+ 換えて見るといいでしょう。例えば
+
+ $next_name = "次へ";
+ $up_name = "上へ";
+ $prev_name = "前へ";
+
+ てな具合です。
+
+
+ [3] root になれない場合は、個人のホームディレクトリにインストール
+ して使いたい、ということもあるでしょうが、その場合は configure の
+ ときに --with-texpath=[path] をつけて、適当なインストール先を指定
+ するのを忘れないようにしてください。
+
+ そうでないと、latex2html 用のスタイルファイルが、システムの TeX
+ のディレクトリ (/usr/local/share/texmf/tex/latex/html など) にイ
+ ンストールされてしまいます。
+
+
+ [4] 日本語 pLaTeX ではマクロの名前を日本語 (全角文字) にすること
+ もできますが、日本語名のマクロは latex2html はうまく処理してくれ
+ ないようです。半角のアルファベットのマクロ名に変えてください。
+
+
+ [5] 現在の版の latex2html は、LaTeX2.09 も一応は通るように作られ
+ ていますが、LaTeX2.09 の形式のファイルに対しては色々不具合が起こ
+ ります。LaTeX2e に移行できるならそうした方がいいでしょう。LaTeX
+ 2.09 の LaTeX ファイルを HTML に変換する場合は、latex2html 97.1
+ 以前のものを使わないといけないかもしれません。
+
+
+ [6] 数式を画像化したファイルを作成するのに /tmp/l2hXXXX (XXXX は
+ プロセス番号) という作業ディレクトリが作られて、通常は作業終了後
+ に消されるのですが、-debug オプションをつけて起動した場合にはその
+ ディレクトリは残ったままになるようです。知らずに何度も -debug オ
+ プションを実行していると /tmp を 使い尽くしてしまう可能性がありま
+ すので気をつけてください。(というか私がそうやってしまった (^^;)
+
+
+ [7] psfrag は現在の版ではおおむねうまくいくようです。ただし、端の
+ 方の文字を変換する際は、文字がはみ出て切れてしまうことがあります
+ ので注意して下さい。
+
+
+ [8] \section, \caption に数式を入れる場合は注意が必要です。
+ \caption では、\sin などが .aux ファイルで展開されて図番号が正し
+ く割り当てられないことがあります。その場合 \protect でその展開を
+ 抑制して
+
+ \caption{$\protect\sin\theta$ のグラフ}
+
+ のようにする必要があります。
+ \section のタイトルはページ上部のリンク先のタイトルとして使われま
+ すが、数式部分は抜けてしまいます。よって、
+
+ \usepackage{html}
+
+ として
+
+ \section{\latexhtml{$\sin x$}{sin x} の微分}
+
+ のようにするといいでしょう。
+
+
+ [9] LaTeX では、位置を左寄せ、右寄せ、中央寄せにするときは、
+ flushleft 環境、flushright 環境、center 環境を使うやり方と
+ \raggedright, \raggedleft, \centering の宣言を使うやり方がありま
+ すが、 宣言を使う方は LaTeX の出力と LaTeX2HTML の出力で異なる結
+ 果になる場合があるようですので、宣言の方は使わないようにするのが
+ いいようです。
+
+
+ [10] \includegraphics{} で画像ファイルを回転させるオプション
+ angle を使うと LaTeX2HTML ではその画像は表示されなくなります
+ (dvips の問題)。よって、元の画像を回転しておいて angle を使わない
+ ようにするか、または
+
+ \usepackage{html}
+
+ として
+
+ \begin{figure}[h]
+ \latexhtml{\includegraphics[angle=270]{hoge.eps}}%
+ {\htmlimage{flip=r270}\includegraphics{hoge.eps}}
+ \end{figure}
+
+ のようにする必要があります。なお、この \htmlimage{} を使う方法は
+ figure 環境内でないと効かないようです。
+
+
+ [11] 奥村@松坂大 さんの jsarticle, jsbook スタイルにも対応しまし
+ た (by 高久さん)。
+
+
+ [12] jbook, j-book スタイルにも対応しました (by 児玉さん)。
+
+
+ [13] ブラウザによっては日本語と欧文アクセントを使った HTML 特殊文
+ 字 (ö など) は同居できず表示されない (または文字化けする) 場
+ 合があります。そのため、日本語化パッチ version 1.4 からは欧文アク
+ セントはすべて画像化できるようにしました。ただし、最近のブラウザ
+ はちゃんと同居することが出来るものもあるようですので、この機能は
+ l2hconf.pm 内の変数で切り替えられます (version 1.6 より)。
+
+ 元々の latex2html は
+
+ ・欧文アクセントに対応した HTML 特殊文字があれば [num]; に変換
+ する (charset に依存)
+ ・無い場合は $ACCENT_IMAGES (起動時オプション -accent_images) が
+ 設定してあれば画像に変換し、設定してなければアクセントを外す
+ (例えば \"{o} -> o という風に)
+
+ という形になっていますが、charset が iso-2022-jp (日本語化パッチ
+ を当てた場合の default) の場合、
+
+ ・$ACCENT_IMAGES (起動時オプション -accent_images) が設定してあれ
+ ば常に画像に変換し、設定してなければ常にアクセントを外す
+
+ ということもできるようにしました。この機能を利用する場合は、
+ l2hconf.pm (または .latex2html-init ファイル) で $UNUSEACCENT=1
+ を定義してください。現在 (jp1.8) のデフォルトは $UNUSEACCENT=0、
+ つまり元の latex2html の仕様に合わせてあります (なお jp1.6 では
+ $UNUSEACCENT=1 がデフォルトでした)。
+
+ アクセントを全て画像化する場合は、$UNUSEACCENT=1 として、
+
+ % latex2html -accent_images textrm hoge.tex
+
+ のように実行して下さい (通常 textrm と指定するようです)。
+
+ 欧文のみからなる文書を、アクセントが HTML 特殊文字になるように
+ latex2html で変換したい場合 (つまり latex2html の元の挙動にしたい
+ 場合)、「2.6. wrapper script」で説明した wrapper script を使うの
+ が便利で、コマンドラインオプション -en でできます。
+
+ なお、'i' または 'j' にアクセントを付ける場合、LaTeX では上の点を
+ 取ってからアクセントをつけることがありますが、その場合 LaTeX では
+ 例えば "\'\i" と書いても "\'{\i}" と書いても同じ物と解釈されます
+ が、残念ながら latex2html ではこれを別なものと解釈し、後者は
+ "\'i" とみなしてしまいます。よってその場合は前者を使用するように
+ して下さい。
+
+ また、latex2html では、LaTeX ではサポートされていない、丸が上に付
+ くアクセント (Ex. オングストローム記号) もサポートされています。
+ LaTeX で使う場合は、例えば u の上に丸を付ける場合は \accent23u の
+ のように書きます。しかし、これを \accent23{u} と書くと LaTeX では
+ アクセントにならず丸と u が左右に分かれます (latex2html ではどち
+ らも OK です)。
+
+
+ [14] 例えば
+
+ \newcommand{\mymacro}[1]{\mbox{\rm #1}}
+
+ のようなマクロは latex2html ではうまく展開されないようです。場合
+ によって
+
+ \newcommand{\mymacro}[1]{{\rm #1}}
+
+ のようにするといいかもしれません。また、'\@' で始まる名前のマクロ
+ や、\gdef などもうまく展開されない可能性があるようです。
+
+
+ [15] tabbing 環境の変換は苦手のようで、tabular 環境に変えてくれ、
+ というメッセージが出ます。実際に tabbing 環境を変換したものは、ず
+ れた形で表示されるようですので、tabular 環境で書き直した方が良い
+ ようです。
+
+
+ [16] 2 重引用府 '"' を LaTeX で使う場合、「"a", ``a''」のような書
+ き方がありますが (もちろん LaTeX での表示は異なりますが)、
+ latex2html は、通常これらを 「"a", ``a''」のままにしか変換せず、
+ 例えば 「"a", "a"」のようにはして。くれません
+ (日本語化パッチの問題ではなく、オリジナルの latex2html の仕様のよ
+ うです)。
+
+
+ [17] LaTeX の書き方、のような文書を LaTeX で作る場合、「\begin」
+ のような文字を出力するマクロを例えばむりやり
+
+ \newcommand{\macroA}{\texttt{\symbol{"5C}begin}}
+
+ のように書いてしまうとこれは latex2html では通りません。この場合
+ やや裏技的ですが、例えば
+
+ \newcommand{\macroA}{\latexhtml{\texttt{\symbol{"5C}begin}}%
+ {\verb+\begin+}}
+
+ のようにするとうまくいくようです。通常 \verb はマクロ内ではうまく
+ 機能しませんが、この場合は LaTeX では \texttt{} の方 (\latexhtml
+ の第 1 引数の方) が展開されるので関係なく、また、latex2html では
+ 第 2 引数の方が解釈され、それが \verb 内なので \begin 自身が特殊
+ な意味を持つ物と解釈されることもなくうまくいくようです。
+
+
+ [18] latex2html が生成する各ページ上部のリンク先の文字列には
+ section 名が用いられますが、この名前の文字数は l2hconf.pm や
+ ~/.latex2html-init で定義されている
+
+ $WORDS_IN_NAVIGATION_PANEL_TITLES (デフォルトでは 4)
+
+ で決まりますが、これは単語数を数えているので 日本語のセクション名
+ に対してはあまり意味がありません。しかし、この値はデフォルトでは
+ 4 と定義されていますが、セクション番号もそれにカウントされるので
+ 実際には単語数は 3 で切られてしまいます。例えば、数字と日本語の間
+ などに半角の空白をはさんで
+
+ \section{0 の 0 乗ってなあに}
+
+ のようにしている場合は、見出し文字列が
+
+ 1 0 の 0
+
+ とされてしまいます (1 はセクション番号)。これを避けるには、上記の
+ 変数の値を負の値にする (1000 と指定したことと同じことになる) か、
+ あるいは LaTeX のファイルで空白の代わりに '~' を使って
+
+ \section{0~の~0~乗ってなあに}
+
+ とする、という手があります。これなら単語数は 1 と数えられますし、
+ '~' はちゃんと空白に変換されます。
+
+
+ [19] 画像ファイルに下線が残る、というのは latex2html と netpbm の
+ バージョンがうまく対応していない場合の典型的な症状なのですが、そ
+ れ以外にも起こる場合があるようです。その場合、l2hconf.pm の (また
+ は configure する前に prefs.pm の 220 行付近) DVIPSOPT の -Ppdf
+ を取り除いて -E だけにしてみてください。
+
+
+ [20] LaTeX の文書で URL を書く場合、latex2html に用意されている
+ html.sty を利用して、そこに用意されている \htmladdtonormallink 等
+ のマクロを利用すると便利です。その場合、'~' という記号は '\~{}'
+ などではなく、\textasciitilde を使います。
+
+ また、長い URL を書く場合は url.sty に用意されている \url を使う
+ と便利なようです。この中では '~' はそのまま書きます。ただしこの場
+ 合は、latex2html で変換した HTML ファイルでは '~' は空白になって
+ しまいます。
+
+
+ [21] 画像ファイル等を includegraphics を使って読み込んでいる場合
+
+ \includegraphics{./file.eps}
+ \includegraphics{./subdir/file.eps}
+
+ のようにカレントディレクトリからの相対パスを "./" を入れて指定す
+ ると、latex2html が内部で呼び出す dvips によって 画像を生成すると
+ ころで失敗しますので、この場合は './' を取って
+
+ \includegraphics{file.eps}
+ \includegraphics{subdir/file.eps}
+
+ のようにするといいようです。
+
+
+ [22] オリジナルの latex2html は CJK パッケージ (英語版の LaTeX2e
+ で中日韓の文書を書くためのパッケージ) に対応していましたが、日本
+ 語化パッチ jp1.X は、CJK パッケージを用いた日本語文書には対応して
+ いません。CJK パッケージと併用する場合は、日本語化パッチ jp2.X を
+ 使って下さい。こちらは nkf を使用しておらず、CJK パッケージの日本
+ 語文書にも対応しています。
+
+
+ [23] latex2html は数式等を画像化した部分の ALT 属性として、元の
+ LaTeX の数式表記を利用していますが、長い数式では
+
+ ALT = "数式の頭の部分 ... 数式の最後の部分"
+
+ のようにその一部を切り出して使用しており、その数式に日本語が含ま
+ れている場合、2 バイト文字を 1 バイト目と 2 バイト目の切れ目で切
+ り離してしまって文字化けを起こしてしまうことがあります。
+
+ 今のところ適当な所にスペースを挟んでみるとか、取ってみるとか、表
+ 現をかえてみる、といった回避策しか残念ながらわかっていません。
+
+
+ [24] equation 環境内の \label コマンドは、その位置によって不具合
+ が出ることがあります。それは latex2html 内で \label コマンドが削
+ 除された latex ファイルをコンパイルするからで、例えば
+
+ \begin{equation}
+ \label{test1}
+ \int_0^1\sin x dx
+ \end{equation}
+
+ のように書いた場合、equation 環境内に空行ができることになってしま
+ います (数式モード中の空行は LaTeX ではエラーです)。よって
+
+ \begin{equation}\label{test1}
+ \int_0^1\sin x dx
+ \end{equation}
+
+ や
+
+ \begin{equation}
+ \int_0^1\sin x dx\label{test1}
+ \end{equation}
+
+ のように書いて、\label のみの行を作らないようにして下さい。または
+ \label のみの行に先頭に空白を入れずに
+
+ \begin{equation}
+ \label{test1}
+ \int_0^1\sin x dx
+ \end{equation}
+
+ のようにしてもいいようです。
+
+
+ [25] 画像を GIF/PNG 以外に JPEG にしたい場合は、
+
+ http://takeno.iee.niit.ac.jp/~shige/TeX/latex2html/ltx2html.html
+
+ の「注意、その他 (11/14 2003)」をごらん下さい。
+
+
+ [26] 画像ファイルはデフォルトでは透過画像になるのですが、それがう
+ まくいかずに灰色背景の画像になってしまう、あるいはブラウザで透過
+ 画像がうまく表示されない、という場合は画像の背景色を指定してみる
+ といいでしょう。数式等の画像の背景色は、color パッケージを用いて
+ l2hconf.pm 内で
+
+ $LATEX_COLOR = "\\pagecolor[gray]{.7}";
+
+ と定義されています。例えば ~/.latex2html-init 等で
+
+ $BODYTEXT = "bgcolor=\#e0ffff";
+
+ のようにして背景色を定義している場合は、
+
+ $LATEX_COLOR = "\\pagecolor[rgb]{0.875,1,1}";
+
+ のようにこの背景に合う色を ~/.latex2html-init で定義すると良いで
+ しょう。0.875 = 224/256 (16 進 e0 = 10 進 224) です。\pagecolor
+ の設定法については color パッケージに関する説明 (例えば「LaTeX グ
+ ラフィックスコンパニオン」など) を参照して下さい。
+
+
+ [27] 生成される HTML ファイル名を node[数字].html から変更したい
+ 場合は、
+
+ http://takeno.iee.niit.ac.jp/~shige/TeX/latex2html/ltx2html.html
+
+ の QandA Q.6. をごらん下さい。
+
+
+ [28] 奥村@三重大 さんが作っておられる jsclasses (pLaTeX2e 新ドキ
+ ュメントクラス) を使っている場合、includegraphics で取り込んだ
+ EPS 画像が latex2html では切れる場合があります。この問題は
+
+ \documentclass[12pt]{jsarticle}
+
+ などのように、10pt でないサイズを指定して jsarticle クラスを使用
+ している場合に起こるようです。これは jsclasses の WWW ページ の
+ FAQ に書いてある「長さがずれます」 の話が原因のようです。例えば
+
+ \includegraphics[width=14cm]{file.eps}
+
+ としても、LaTeX の出力は 14cm にはならず、14cm にするには
+
+ \includegraphics[width=14truecm]{file.eps}
+
+ とせよ、と書かれています。ところが、latex2html 上の問題はこれでは
+ 解決せず、やはり一部切れてしまいます。真っ当な解決策ではないので
+ すが、これを避けるには、とりあえずは
+
+ \includegraphics[width=14truecm,scale=1.1]{file.eps}
+
+ のように、1.0 より大きい scale を指定するといいようです (どんな場
+ 合でもこれで大丈夫かどうかはわかりません)。 LaTeX のレベルでも、
+ scale=1.1 は無視されるようで、 とりあえずはどちらでも大丈夫なよう
+ です。
+
+ ただ、単に
+
+ \includegraphics{file.eps}
+
+ とした場合もこの問題が引っかかり、奥村さんの WWW ページでは、
+ LaTeX レベルでは、
+
+ \includegraphics[scale=0.83333]{file.eps}
+
+ とせよ (12pt の場合) とあるのですが、この場合は latex2html では上
+ 記のような回避策が取れません。とりあえずは、常に width を指定する
+ 以外無いようです。
+
+
+ [29] latex2html の日本語化パッチでは、現在のところ長さの単位の
+ zw,zh をサポートしていません。次期版で対応する予定です。
+
+
+ [30] \usepackage{graphicx} を使用している場合、latex2html では
+
+ *********** WARNINGS ***********
+ No implementation found for style `graphicx'
+
+ のようなものがでますが、これは正常動作ですので問題ありません。実
+ 際には graphixx.perl, graphics-support.perl が読み込まれます。
+
+ また、graphics-support.perl では \includegrahics での画像ファイル
+ は
+
+ GIF,JPEG,PNG,TIFF,PICT,PCX,BMP,SGI,XBM,XWD
+
+ をサポートしています。GIF/PNG/JPEG 以外はそのまま張り付けるのでは
+ なくて netpbm を利用して JPEG に変換してから張り付けるようです。
+ 指定の仕方は通常の EPS の場合と同じですが、拡張子で画像形式を判断
+ しますので、拡張子まで正しく指定して下さい。なお、上記の画像形式
+ それぞれでサポートされているの拡張子名は以下の通りです。
+
+ .gif, .jpg (または .jpeg), .png, .tiff, .pict, .pcx,
+ .bmp, .sgi, .xbm, .xwd
+
+
+ [31] マニュアル等には書かれている --image-only という機能は、現在
+ (98.1 以降) は実際には無効化されています。使用したい場合は、
+ latex2html の 790 行目付近にある
+
+ &cleanup(1);
+
+ を
+
+ &cleanup(0);
+
+ に直して、
+
+ latex2html -debug file.tex
+ (必要なら file/images.tex を編集)
+ latex2html -debug -images_only file.tex
+
+ のようにしてください。-debug を使わないと TMP ディレクトリとデー
+ タベースが残りません。
+
+
+ [32] latex2html は epic,eepic には対応していません。よって、epic,
+ eepic 等で書いた図を latex2html で使用したい場合は、
+
+ 1. 図だけを取り込んだ LaTeX ファイルを作りそれを dvips -E にかけ
+ て EPS ファイルにしてしまう
+ 2. その EPS ファイルを includegraphics で取り込む
+
+ とするしかないようです。
+
+
+ [33] latex2html は、地の文の数式 ('$' で囲んだもの) を画像にする
+ 際、地の文と baseline が合うように、下に少し空白を付加した画像を
+ 作りそれを、 を使って張りつけることもあるし、
+ 空白を取って で張りつけることもあるようです
+ (align="middle" は画像の中央とテキストの baseline が合うようにな
+ る)。
+
+ ところがその align="middle" は Mozilla (1.5) は bug があってうま
+ く baseline が合うようには表示されないようです。 Netscape 4.8 で
+ は正しく表示される、との報告が latex2html-ML にありました。
+
+
+ [34] 数式を \fbox{} で囲んだ場合、latex2html では式番号がそこで変
+ になります。これは latex2html が \fbox{} 内は触らずにそのまま丸ご
+ と画像化してしまうためです。例えば
+
+ \begin{equation}\label{eq:2}
+ x^2+y^2=z^2
+ \end{equation}
+ \fbox{
+ \begin{minipage}{0.8\linewidth}
+ \begin{equation}\label{eq:3}
+ x^3+y^3=z^3
+ \end{equation}
+ \begin{equation}\label{eq:4}
+ x^4+y^4=z^4
+ \end{equation}
+ \end{minipage}
+ }
+ \begin{equation}\label{eq:5}
+ x^5+y^5=z^5
+ \end{equation}
+ (\ref{eq:5})(\ref{eq:4})(\ref{eq:3})(\ref{eq:2})
+
+ のを latex2html にかけると、その HTML 表示の数式番号は
+
+ x^2+y^2=z^2 (1)
+ x^3+y^3=z^3 (1)
+ x^4+y^4=z^4 (2)
+ x^5+y^5=z^5 (2)
+
+ のようになり、かつ最後の ref の部分は
+
+ (4)(3)(2)(1)
+
+ のように表示されてしまいます。
+
+ このような場合、\refstepcounter や \addcounter などを使って無理矢
+ 理 equation カウンタを手動で操作する (かつ \fbox{} 内の数式へのリ
+ ンクは、画像化された \fbox{} 部分の先頭辺りに貼る) という手もあり
+ ますが、html パッケージの \htmlborder コマンドを使って、\fbox の
+ 代わりに minipage 環境部分に (HTML の table タグの border を利用
+ して) 外枠を書く、という手があります。
+
+ こうすれば \fbox{} 部分がまるごと画像化されることはなくなり、数式
+ 番号やリンクも正常になります。上の例でいえば
+
+ \usepackage{html}
+
+ を追加して、\fbox{} 部分を以下のように書き直します。
+
+ \latexhtml{%
+ \fbox{
+ \begin{minipage}{0.8\linewidth}
+ \begin{equation}\label{eq:3}
+ x^3+y^3=z^3
+ \end{equation}
+ \begin{equation}\label{eq:4}
+ x^4+y^4=z^4
+ \end{equation}
+ \end{minipage}
+ }
+ }{%
+ \begin{minipage}{0.8\linewidth}\htmlborder{}
+ \begin{equation}\label{eq:3}
+ x^3+y^3=z^3
+ \end{equation}
+ \begin{equation}\label{eq:4}
+ x^4+y^4=z^4
+ \end{equation}
+ \end{minipage}
+ }
+
+ \htmlborder{} は minipage 環境などに table タグの外枠を書くコマン
+ ドで、デフォルトでは "border=1" という属性を table タグにつけます
+ が、その線の幅を広くしたい場合は、\htmlborder{3} のようにします。
+
+
+ [35] jp1.8 では、HTML 出力の別の漢字コードへの変換をユーザーレベ
+ ルで可能にし、また jp1.7 では問題があった JIS の LaTeX ファイルの
+ 処理も行なえるようにしました。「2.6. wrapper script」で紹介したス
+ クリプトを使うのであれば、それで漢字出力コードを選択することが出
+ 来ますし、~/.latex2html-init でもそれを切り替えることが出来ます。
+
+ ~/.latex2html-init で切り替える場合は、$charset と $TOHTML の 2
+ つの変数を設定します。JIS にするには
+
+ $charset = "iso-2022-jp";
+ $TOHTML = "| nkf -j";
+
+ EUC-JP にするには
+
+ $charset = "EUC-JP";
+ $TOHTML = "| nkf -e";
+
+ Shift_JIS にするには
+
+ $charset = "Shift_JIS";
+ $TOHTML = "| nkf -s";
+
+ としてください。nkf はパスが通ってなければフルパスで指定して下さ
+ い。なお、$charset の指定は、現在は上記以外のもの (大文字と小文字
+ が違っても) ではうまく動作しないので間違えないようにして下さい。
+ UTF-8 への変換はまだサポートしてません (動作確認をしていません)。
+
+ ~/.latex2html-init による出力コードの設定と wrapper script による
+ オプション (-jis/-sjis/-euc) は、現在のところ (jp1.8) は残念なが
+ ら ~/.latex2html-init の設定の方が優先になってしまいます。よって
+ 出力コードを使い分ける必要がある場合は、~/.latex2html-init には出
+ 力コードを変更する設定は記述せず、wrapper script のオプションのみ
+ を使用する、としてください。
+
+ 出力コード指定を行なうと HTML ファイルの META タグに charset が書
+ かれますが、これをつけたくない場合は ~/.latex2html-init に
+
+ $charset = "";
+
+ と書いてください。
+
+ また、JIS 入力ファイルを受け付けるために texexpand で nkf を通し
+ てファイルを開くようにしたので、8bit の「英語」の LaTeX ファイル
+ に関しては思わぬ不具合が起こる可能性があります。この場合は「2.6.
+ wrapper script」の通りに wrapper script をインストールすると、
+ l2h -en で nkf を使わないようにできます (texexpand-en を使用)。
+
+
+ その他の細かい情報、最新の情報などに関しては
+
+ http://takeno.iee.niit.ac.jp/~shige/TeX/latex2html/ltx2html.html
+
+ の「注意、その他」をご覧下さい。
+
+
+ 4. その他
+ ---------
+
+ 本パッチは無保証です。しかし色々な不具合は、対応できるものは行う
+ 予定ですので、不具合の報告、意見などは歓迎します。報告等は下記メ
+ ールアドレスへお願い致します。また、バグリポート等、各種情報は、
+ 順次下記 WWW page に掲載する予定です。
+
+ e-mail: shige@iee.niit.ac.jp
+ WWW page:
+ http://takeno.iee.niit.ac.jp/~shige/TeX/latex2html/ltx2html.html
+
+
+ 配付ライセンスは、武藤@Debian プロジェクト さんによる 99.1 用の
+ パッチ同様、オリジナルの LaTeX2HTML のライセンスに従うものとした
+ いと思います。
+
+
+ latex2html 97.1 の頃より、武藤@Debian プロジェクト さんの日本語
+ 化パッチをありがたく使わせて頂いています。また、色々な助言を頂い
+ たり、今回のパッチの公開にも快く応じて頂きました。この場を借りて
+ お礼申し上げます。どうもありがとうございました。
+
+ 高久 雅生 (masao@ulis.ac.jp) さんから、footnote の文字化けの修正
+ と jsarticle, jsbook スタイルへの対応に関するパッチを頂きました。
+ どうもありがとうございました。
+
+ 児玉@神戸高専 さんから j-article, j-report に対する不具合の報告
+ と jbook, j-book, ascmac スタイルへの対応に関するパッチを頂きまし
+ た。どうもありがとうございました。
+
+ kawafuji@msk.minolta.co.jp さんから latex2html-2K.1beta の
+ revision に関する不具合の報告と自作のスタイルファイルに関する不具
+ 合の報告を頂きました。どうもありがとうございました。
+
+ 山縣@ぶらっとホーム (yamagata@plathome.co.jp) さんから latex2html
+ -2002 に対する日本語化パッチの報告とその不具合に対するパッチ、Red
+ Hat Linux での日本語化パッチの採用の報告、Slackware Linux 用の日
+ 本語パッケージに関する情報、 および latex2html-2002-2 に関する動
+ 作の報告を頂きました。どうもありがとうございました。
+
+ Vine Linux の開発メンバーから、この日本語化パッチのサポートページ
+ にある Q and A の Q.2 に関して、Vine Linux の開発 tree に含まれ
+ る latex2html-2002 の rpm に関する情報を頂きました。どうもありが
+ とうございました。
+
+ 鈴見咲君高 (suzumizaki@excite.co.jp) さんから、日本語化パッチの
+ WWW ページの間違いや HTML 4.01 への対応に関する報告、HTML4 におけ
+ る文字コードの扱いに関する情報、ご自身で公開されている WWW ページ
+ に関する情報などを頂きました。 どうもありがとうございました。
+
+ 研究室の山岡薫さんとの共同作業で、latex2html の日本語化パッチと
+ CJK package との問題点に関する情報が得られました。 どうもありがと
+ うございました。
+
+ SUGIMOTO Sadahiro (ixtl@utmc.or.jp) さんから、日本語版の
+ latex2html の FreeBSD の新しいパッケージに関する情報を頂きました。
+ どうもありがとうございました。
+
+
+ 今後、この日本語化パッチは、jp2.X では、styles/japanese.perl 等の
+ 日本語専用ファイル以外での修正をできるだけ少くして、最終的には
+ latex2html のオリジナル配布物にその日本語対応が取り込まれるように
+ する方向で更新し、jp1.X は不具合などの修正のみの更新、としていき
+ たいと考えています。
+
+
+ 5. 変更履歴
+ -----------
+ 09/25 2004 ver.1.8
+ ・入力ファイルが JIS である場合にも対応
+ ・charset を .latex2html-init ファイル (や l2hconfig.pm) でも設定
+ できるように変更
+ ・付属ドキュメントの注意 [24] の修正、[25]~[35] の追加
+
+ 03/23 2003 ver.1.7
+ ・latex2html-2002-2-1 用に修正
+ ・versions/{html2_2,table}.pl の 'undefined' keyword への対処
+ (l2h-2K2-2-1-undefined.patch の取り込み)
+ ・styles/j{article,report}.perl の b4paper,a4j,a5j,b4j,b5j オプシ
+ ョンへの対応
+ ・$UNUSEACCENT のデフォルトを 0 に変更
+ ・付属ドキュメントの上記に対する部分や注意 [13] の修正、jp2.X に
+ 関する注意や [19],[20],[21],[22],[23],[24] の追加
+
+ 08/24 2002 ver.1.6
+ ・latex2html-2002-2 (rev.1.70) 用に修正
+ ・accent に関する修正
+ ・wrapper script から GIF/PNG 切り替え部分を削除
+ ・付属ドキュメントの上記の部分の修正と注意 [18] の追加
+
+ 04/06 2002 ver.1.5
+ ・latex2html-2002 用に修正
+ ・GIF/PNG, 日本語/英語 切り替え用の wrapper script の追加
+ ・付属ドキュメントの上記に対応する部分や注意 [1],[13] の修正、
+ [14] の削除と [14],[15],[16],[17] の追加
+
+ 01/14 2002 ver.1.4
+ ・accent に関する修正とこのドキュメントの注意 [13] の修正
+
+ 01/13 2002 ver.1.3b
+ ・ascmac.perl の追加 (by 児玉さん)
+
+ 01/08 2002 ver.1.3
+ ・jbook,j-book の追加 (by 児玉さん)
+ ・このドキュメントに revision に関する注意と注意 [12],[13],[14]
+ を追加
+
+ 11/01 2001 ver.1.2c
+ ・j-article, j-report の不具合の対応
+
+ 10/30 2001 ver.1.2b
+ ・jsbook の不具合の対応 (by 高久さん)
+
+ 10/30 2001 ver.1.2
+ ・footnote の文字化けの fix (by 高久さん)
+ ・jsarticle, jsbook への対応 (by 高久さん)
+ ・このドキュメントの注意 [9] [10] [11] の追加
+
+ 09/25 2001 ver.1.1
+ ・fleqn に関する部分の修正
+ ・psfrag に関する部分の修正
+ ・このドキュメントの注意 [1] の修正、[6],[7],[8] の追加
+
+ 07/03 2001 ver.1.0
+ ・最初のバージョン
+
+
+ 6. 目次
+ -------
+ 1. introduction
+ 2. インストール
+ 2.1. 動作環境
+ 2.2. 配付ファイルの入手
+ 2.3. 展開とパッチ当て
+ 2.4. make
+ 2.5. install
+ 2.6. wrapper script
+ 3. 注意
+ 4. その他
+ 5. 変更履歴
+ 6. 目次
+
+ +=================================================+
+ 竹野茂治 〒945-1195 新潟工科大学 情報電子工学科
+ shige@iee.niit.ac.jp TEL(&FAX): 0257-22-8161
+ +=================================================+
diff -rcN latex2html-2002-2-1/README.patch-99.1jp latex2html-2002-2-1-jp1.8/README.patch-99.1jp
*** latex2html-2002-2-1/README.patch-99.1jp Thu Jan 1 09:00:00 1970
--- latex2html-2002-2-1-jp1.8/README.patch-99.1jp Sat Sep 25 18:59:16 2004
***************
*** 0 ****
--- 1,76 ----
+ LaTeX2HTML JAパッチ
+
+ 本パッチは、Nicos Drakos作のLaTeX2HTMLを日本語対応にするものです。
+ 元のLaTeX2HTMLでも日本語はとおるのですが、いくらかの不具合が発生します。
+ 本パッチはこれらの不具合を修正し、日本語環境特有の処理も行います。
+
+ 本パッチは無保証です。配布ライセンスはオリジナルのLaTeX2HTMLのライセンス
+ に従います。
+
+ Debian プロジェクト
+ 武藤 健志
+
+ [準備]
+ Perl:バージョン4.0以上。
+ TeX:pLaTeXを想定しています。NTT jLaTeXでは試験していません。
+ Ghostscript:日本語パッチの当てられているもの。
+ dvips:日本語パッチの当てられているもの。dvi2psでは動作しません。
+ netpbm:画像生成用のツール集。
+ pnmtopng:PNGフォーマットファイル作成用のツール。GIFを使うときには、
+ netpbmのノンフリー版や透明化のためのgiftransツールを代わりに用
+ 意します。ただし、GIFフォーマットをWebページに使うのはUnisysと
+ の厄介なやり取りをする可能性があることを覚悟してください。
+
+ [設定]
+ Debianパッケージでは特に設定することなく使えます。
+
+ 手動でパッチを当てるときには、latex2html-99.1.tar.gz を展開して
+ latex2html/ディレクトリに入り、
+ zcat (パッチのパス)/jlatex2html-99.1+3.0.dif.gz | patch -p1
+ を実行してください。
+
+ ./install-test を実行して環境の設定を行います。
+
+ 続いて、latex2html や latex2html.config を修正します。
+
+ 1. latex2html と latex2html.config 双方にある $LATEX2HTMLDIR に、実際にこ
+ れらのファイルを置いているディレクトリパスを設定します。latex2html で
+ 指定すべきなのはこの箇所だけです。残りは latex2html.config で指定します。
+ 2. $LATEX にはTeXコンパイラのコマンド名(パス名)を指定します。
+ 3. $DVIPS にはdvipsのコマンド名(パス名)を指定します。
+ 4. $ARTICLE には画像を生成するときのTeXのスタイル名を指定します。
+ pLaTeXならばjarticle、jLaTeXならばj-articleになるでしょう。
+ 5. $TONATIVE には、Perl内部で文字列を扱うときの文字エンコーディング
+ に変換する命令を指定します。内部でパイプ処理をするため、先頭に|が必
+ 要です。標準ではnkfを使って日本語EUCエンコーディングに変換します。
+ 6. $TOHTML には、生成するHTMLの文字エンコーディングに変換する命令を指定
+ します。標準ではnkfを使ってJISエンコーディングに変換します。
+ 7. $ICONSERVER にはアイコン画像を置くパスを指定します。
+ 8. $HTML_VERSION には生成するHTMLのバージョンを指定します。4.0を指定する
+ と、スタイルシートに対応したHTMLを生成しますが、4.0に対応していないブラ
+ ウザだとかなり貧弱な表示になってしまうかもしれません。
+
+ dot.latex2html-init を ~/.latex2html-init としてコピーして、ユーザーごと
+ に独自の設定を付けることもできます。
+
+ styles/japanese.perl では、各タイトル文字の設定や日付けの設定を行なって
+ います。
+
+ [既知のバグ]
+ ・japanese.perlで手抜きをしているので、元号は平成しか対応してません。
+ ・$ADDRESSを設定しても強制的にjapanese.perlで上書きされてしまいます。
+ japanese.perlをlatex2html.configで読むのをもっと最初にすればいいんです
+ が、それだと元から大きく逸脱してしまうことになってしまうし…。
+
+ [変更履歴]
+ v 3.0
+ ・変更履歴をつけ始めた :-)。
+ ・Debianパッケージを作成。
+ ・今後upstream authorに合流してもらえるように、パッチによるオリジナルソー
+ スの変更をなるべく少なくした。
+ ・前バージョンにあった「物理的指定のフォント」機能は排除した。
+ ・前バージョンで.jlatex2html-initやjlatex2html.configのように変更してい
+ た設定ファイルの名前は廃止し、オリジナルの名前のままにした。オリジナル
+ と本パッチ版が混在している環境では注意されたし。
+ ・ascmac.sty用の設定をいくつか追加した。HTML 4.0モードではスタイルシート
+ を使って比較的良い見ばえになる。
diff -rcN latex2html-2002-2-1/config/config.pl latex2html-2002-2-1-jp1.8/config/config.pl
*** latex2html-2002-2-1/config/config.pl Sat Sep 28 14:15:01 2002
--- latex2html-2002-2-1-jp1.8/config/config.pl Sat Sep 25 19:16:38 2004
***************
*** 793,798 ****
--- 793,804 ----
logit("Warning: Both GIF and PNG support disabled. LaTeX2HTML won't generate any images.\n");
}
+ #---------
+ # japanese
+ #---------
+
+ $opt{'Japanese'} = 1;
+
# --------------------------------------------------------------------------
# TeX, LaTeX, IniTeX, Web2C
# --------------------------------------------------------------------------
***************
*** 800,806 ****
$newcfg{'TEX'} = '';
if($opt{'IMAGES'}) {
! my $tex = &find_prog(&get_name('TEX',1));
if($tex) {
$newcfg{'TEX'} = $tex;
}
--- 806,813 ----
$newcfg{'TEX'} = '';
if($opt{'IMAGES'}) {
! my $tex = &find_prog(&get_name('TEX',1)) unless $opt{'Japanese'};
! $tex = &find_prog(&get_name('PTEX',1)) if $opt{'Japanese'};
if($tex) {
$newcfg{'TEX'} = $tex;
}
***************
*** 809,815 ****
$newcfg{'LATEX'} = '';
if($opt{'IMAGES'}) {
! my $latex = &find_prog(&get_name('LATEX',1));
if($latex) {
$newcfg{'LATEX'} = $latex;
}
--- 816,823 ----
$newcfg{'LATEX'} = '';
if($opt{'IMAGES'}) {
! my $latex = &find_prog(&get_name('LATEX',1)) unless $opt{'Japanese'};
! $latex = &find_prog(&get_name('PLATEX',1)) if $opt{'Japanese'};
if($latex) {
$newcfg{'LATEX'} = $latex;
}
***************
*** 822,828 ****
$newcfg{'INITEX'} = '';
if($opt{'IMAGES'}) {
! my $initex = &find_prog(&get_name('INITEX',1));
if($initex) {
$newcfg{'INITEX'} = $initex;
}
--- 830,837 ----
$newcfg{'INITEX'} = '';
if($opt{'IMAGES'}) {
! my $initex = &find_prog(&get_name('INITEX',1)) unless $opt{'Japanese'};
! $initex = &find_prog(&get_name('INIPTEX',1)) if $opt{'Japanese'};
if($initex) {
$newcfg{'INITEX'} = $initex;
}
***************
*** 1783,1788 ****
--- 1792,1816 ----
$newcfg{'gif_trans'} = 'giftrans';
}
}
+
+ # --------------------------------------------------------------------------
+ # NKF
+ # --------------------------------------------------------------------------
+
+ $newcfg{'TONATIVE'} = '';
+ $newcfg{'TOHTML'} = '';
+ $newcfg{'FROMNATIVE'} = 'cat'; # Unix
+ $newcfg{'ARTICLE'} = 'article';
+ if($opt{'Japanese'}) {
+ my $nkf = &find_prog(&get_name('NKF',1));
+ if($nkf) {
+ $newcfg{'TONATIVE'} = "|$nkf -e";
+ $newcfg{'TOHTML'} = "|$nkf -j";
+ $newcfg{'FROMNATIVE'} = "$nkf -e";
+ }
+ $newcfg{'ARTICLE'} = 'jarticle';
+ }
+
# --------------------------------------------------------------------------
# Pipes
diff -rcN latex2html-2002-2-1/dot.latex2html-init latex2html-2002-2-1-jp1.8/dot.latex2html-init
*** latex2html-2002-2-1/dot.latex2html-init Thu Nov 28 04:02:34 1996
--- latex2html-2002-2-1-jp1.8/dot.latex2html-init Sat Sep 25 18:59:16 2004
***************
*** 72,78 ****
$WORDS_IN_PAGE = 300;
# Affects ONLY the way accents are processed
! $default_language = 'english';
# The value of this variable determines how many words to use in each
# title that is added to the navigation panel (see below)
--- 72,79 ----
$WORDS_IN_PAGE = 300;
# Affects ONLY the way accents are processed
! #$default_language = 'english';
! $default_language = 'japanese';
# The value of this variable determines how many words to use in each
# title that is added to the navigation panel (see below)
***************
*** 123,129 ****
# to appear in a different language. Currently only "english" and "french"
# is supported but it is very easy to add your own. See the example in the
# file "latex2html.config"
! $TITLES_LANGUAGE = "english";
### Navigation Panel ##########################################################
#
--- 124,131 ----
# to appear in a different language. Currently only "english" and "french"
# is supported but it is very easy to add your own. See the example in the
# file "latex2html.config"
! #$TITLES_LANGUAGE = "english";
! $TITLES_LANGUAGE = "japanese";
### Navigation Panel ##########################################################
#
diff -rcN latex2html-2002-2-1/l2h-wrapper-temp latex2html-2002-2-1-jp1.8/l2h-wrapper-temp
*** latex2html-2002-2-1/l2h-wrapper-temp Thu Jan 1 09:00:00 1970
--- latex2html-2002-2-1-jp1.8/l2h-wrapper-temp Sat Sep 25 20:42:02 2004
***************
*** 0 ****
--- 1,49 ----
+ #!/bin/csh -f
+ #
+ # l2h English/Japanese wrapper script
+ # shige
+ # 07/17 2001
+ # 01/15 2002 for quoted option included white spaces
+ # 08/24 2002 remove GIF/PNG
+ # 09/25 2004 for JIS/SJIS/EUC output
+ #
+ set mlang = ""
+
+ set arglist = ""
+ if ( $#argv < 1 ) goto run
+ start:
+ set i = "$argv[1]"
+ switch ( "$i" )
+ case -ja:
+ case -jp:
+ case -japanese:
+ set mlang = ""
+ breaksw
+ case -en:
+ case -english:
+ set mlang = "_en"
+ breaksw
+ case -jis:
+ set mlang = "_jis"
+ breaksw
+ case -sjis:
+ set mlang = "_sjis"
+ breaksw
+ case -euc:
+ set mlang = "_euc"
+ breaksw
+ default:
+ set tmplist = ( $i )
+ if ( $#tmplist > 1 ) then
+ set arglist = ( $arglist "'"$i"'" )
+ else
+ set arglist = ( $arglist $i )
+ endif
+ breaksw
+ endsw
+ shift
+ if ( $#argv > 0 ) goto start
+
+ setenv L2HCONFIG LIBDIR/l2hconf${mlang}.pm
+ run:
+ eval BINDIR/latex2html $arglist
diff -rcN latex2html-2002-2-1/l2hconf.pin latex2html-2002-2-1-jp1.8/l2hconf.pin
*** latex2html-2002-2-1/l2hconf.pin Sun Jun 16 14:15:02 2002
--- latex2html-2002-2-1-jp1.8/l2hconf.pin Sat Sep 25 20:32:16 2004
***************
*** 31,36 ****
--- 31,41 ----
$INILATEX = "@INITEX@ \"&latex\""; # initex+latex
+ $ARTICLE = "@ARTICLE@";
+
+ $TONATIVE = "@TONATIVE@";
+ $TOHTML = "@TOHTML@";
+
# These affect whether images are made on a white or gray background.
# They are ignored when the document preamble contains similar commands.
# Use these defaults for dark solid (anti-aliased) characters in text and math.
***************
*** 667,673 ****
"enumerate:epic:fleqn:float:floatflt:fullpage:index:" .
"inputenc:isolatin1:leqno:letter:llncs:makeidx:" .
"multicol:psfig:report:shadow:shapepar:showidx:" .
! "slides:syntonly:sz:tabls:times:twoside:umlaut:umlaute";
# Latex2html usually does not include style files provided by
--- 672,679 ----
"enumerate:epic:fleqn:float:floatflt:fullpage:index:" .
"inputenc:isolatin1:leqno:letter:llncs:makeidx:" .
"multicol:psfig:report:shadow:shapepar:showidx:" .
! "slides:syntonly:sz:tabls:times:twoside:umlaut:umlaute:" .
! "jarticle:jreport:jslides:j-article:j-report";
# Latex2html usually does not include style files provided by
***************
*** 760,766 ****
# Affects ONLY the way accents are processed
! $default_language = 'english';
# The value of this variable determines how many words to use in each
--- 766,773 ----
# Affects ONLY the way accents are processed
! #$default_language = 'english';
! $default_language = 'japanese';
# The value of this variable determines how many words to use in each
***************
*** 951,957 ****
# (Make sure that you don't use a different default in your personal
# configuration file)
#
! $TITLES_LANGUAGE = "english";
# ... or use titles in a different language by adding a new subroutine
--- 958,973 ----
# (Make sure that you don't use a different default in your personal
# configuration file)
#
! #$TITLES_LANGUAGE = "english";
! $TITLES_LANGUAGE = "japanese";
!
!
! # Accented characters are converted to one of the form nnn; in default,
! # but these are not displayed correctly by some Japanese WWW browsers.
! # If you want to use the translation, set the following variable to 0.
! #
! #$UNUSEACCENT = 1;
! $UNUSEACCENT = 0;
# ... or use titles in a different language by adding a new subroutine
***************
*** 967,972 ****
--- 983,994 ----
# french style file, and for several other languages also,
# or when you specify the language through the babel package.
+ if ( -f "$LATEX2HTMLSTYLES/$TITLES_LANGUAGE.perl") {
+ require("$LATEX2HTMLSTYLES/$TITLES_LANGUAGE.perl");
+ }
+
+ #$TOHTML
+ #$charset
### Verbosity #################################################################
#
diff -rcN latex2html-2002-2-1/latex2html.pin latex2html-2002-2-1-jp1.8/latex2html.pin
*** latex2html-2002-2-1/latex2html.pin Fri Aug 23 14:15:01 2002
--- latex2html-2002-2-1-jp1.8/latex2html.pin Sat Sep 25 20:23:07 2004
***************
*** 1,5 ****
--- 1,7 ----
#- -*- perl -*-
#
+ # jLaTeX2HTML version 1.99+3.0 1999/9/15
+ # jLaTeX2HTML version 1.8 2004/09/25 shige
# $Id: latex2html.pin,v 1.70 2002/08/22 15:14:08 RRM Exp $
#
# Comprises patches and revisions by various authors:
***************
*** 9,14 ****
--- 11,23 ----
#
# LaTeX2HTML by Nikos Drakos
+ # Japanese Patched:
+ # jLaTeX2HTML by Kenshi Muto
+ # jLaTeX2HTML copyright follows LaTeX2HTML copyright.
+
+ # modified for latex2html-{2K.1beta,2002} by shige
+ # Shigeharu TAKENO
+
# ****************************************************************
# LaTeX To HTML Translation **************************************
# ****************************************************************
***************
*** 145,157 ****
--- 154,173 ----
#$TPATCHLEVEL = " release";
#$RELDATE = "(March 30, 1999)";
#$TEX2HTMLV_SHORT = $TVERSION . $TPATCHLEVEL;
+ $JVERSION = "JA patch-1.8";
$TEX2HTMLV_SHORT = $RELEASE;
+ $JTEX2HTMLV_SHORT = "$RELEASE $JVERSION";
$TEX2HTMLVERSION = "$TEX2HTMLV_SHORT ($REVISION)";
+ $JTEX2HTMLVERSION = "$TEX2HTMLV_SHORT ($REVISION) $JVERSION";
$TEX2HTMLADDRESS = "http://www.latex2html.org/";
+ #$JTEX2HTMLADDRESS = "http://www.topstudio.co.jp/~kmuto/software/latex2html/";
+ $JTEX2HTMLADDRESS = "http://takeno.iee.niit.ac.jp/~shige/TeX/latex2html/ltx2html.html";
$AUTHORADDRESS = "http://cbl.leeds.ac.uk/nikos/personal.html";
#$AUTHORADDRESS2 = "http://www-math.mpce.mq.edu.au/%7Eross/";
$AUTHORADDRESS2 = "http://www.maths.mq.edu.au/~ross/";
+ $JAUTHORADDRESS = "http://www.topstudio.co.jp/~kmuto/";
+ $JAUTHORADDRESS2 = "http://takeno.iee.niit.ac.jp/~shige/";
# Set $HOME to what the system considers the home directory
$HOME = L2hos->home();
***************
*** 3793,3799 ****
sub make_image_file {
do {
print "\nWriting image file ...\n";
! open(ENV,">.$dd${PREFIX}images.tex")
|| die "\nCannot write '${PREFIX}images.tex': $!\n";
print ENV &make_latex($latex_body);
print ENV "\n";
--- 3809,3815 ----
sub make_image_file {
do {
print "\nWriting image file ...\n";
! open(ENV,"${TONATIVE}>.$dd${PREFIX}images.tex")
|| die "\nCannot write '${PREFIX}images.tex': $!\n";
print ENV &make_latex($latex_body);
print ENV "\n";
***************
*** 6857,6863 ****
$preamble =~s/\\(begin|end)\s*\{(tex2html_(nowrap|deferred|nomath|preform)[_a-z]*|imagesonly)\}//g;
$preamble =~s/\n?\s?\#[^#]*\#//mg;
! $preamble = "\\documentclass\{article\}%\n\\usepackage{html}\n\\usepackage[dvips]{color}\n"
unless ($preamble);
if (($LATEX_DUMP)&&(!($preamble =~ /\\usepackage\{ldump\}/))) {
# MRO: replaced $* with /m
--- 6873,6879 ----
$preamble =~s/\\(begin|end)\s*\{(tex2html_(nowrap|deferred|nomath|preform)[_a-z]*|imagesonly)\}//g;
$preamble =~s/\n?\s?\#[^#]*\#//mg;
! $preamble = "\\documentclass\{${ARTICLE}\}%\n\\usepackage{html}\n\\usepackage[dvips]{color}\n"
unless ($preamble);
if (($LATEX_DUMP)&&(!($preamble =~ /\\usepackage\{ldump\}/))) {
# MRO: replaced $* with /m
***************
*** 7081,7087 ****
local(%isolanguages) = ( 'english', 'EN' , 'USenglish', 'EN-US'
, 'original', 'EN' , 'german' , 'DE'
, 'austrian', 'DE-AT', 'french' , 'FR'
! , 'spanish', 'ES'
, %isolanguages );
# $isolanguage = $isolanguages{$default_language}; # DTD is in EN
$isolanguage = 'EN' unless $isolanguage;
--- 7097,7103 ----
local(%isolanguages) = ( 'english', 'EN' , 'USenglish', 'EN-US'
, 'original', 'EN' , 'german' , 'DE'
, 'austrian', 'DE-AT', 'french' , 'FR'
! , 'spanish', 'ES' , 'japanese' , 'JA'
, %isolanguages );
# $isolanguage = $isolanguages{$default_language}; # DTD is in EN
$isolanguage = 'EN' unless $isolanguage;
***************
*** 7120,7126 ****
}
join("\n", (($DOCTYPE)? $DTDcomment : '' )
! ,"