# 表題 davis ミーティング記録 1999/11/26 # # 履歴 1999/11/26 小高正嗣, 石渡正樹 # ■はじめに 基本的作戦は石渡メモを参照 「図を書く」という作業に必要な「言語」をまず決めてみる. 必ず必要なもの ○本体 ・本体の本体 ・図的表現方法 - 文字列 (ITCZ とか) - 折れ線 - 等値線 (地図情報) - 散布図 (マーカー群, 文字種) - 棒グラフ - 色塗 - 矢印 - ワイヤーフレーム - レンダリング ・座標軸 - tickmark (目盛り) - ラベル (目盛りの値) - 座標名前 (表題: x,y,z,t,....) - グリッド ・投影方法 ○本体名称(表題) ○説明文 ○凡例 - 図中の記号説明 - カラーバー, トーンパターン - ベクトルの長さ - 等値線間隔 ○各属性の紙面上における位置情報 ■頻出情報リスト 例1) T(x,y) の等値線 ・図的表現方法 - 等値線 (地図情報) - 色塗 ◎必須 T の格子点値, 格子点数, x の格子点値, y の格子点値 ○できればあったほうがよい T の欠損値情報 T の定義域 T の表示域 x の定義域, x の周期 x の表示域 y の定義域, y の周期 y の表示域 T のコンターレベル(間隔) T の色レベル △あったほうがいい場合もある T の配色(カラーマップ) ・座標軸 - tickmark (目盛り) - ラベル (目盛りの値) - 座標名前 (表題: x,y,z,t,....) - グリッド ◎必須 x の表示域 ○できればあったほうがよい x の小 tick/grid 位置 x の大 tick/grid 位置 x のラベル位置 x の表題 x の単位 △あったほうがいい場合もある ・投影方法 ◎必須 ○できればあったほうがよい 縦軸は何?, 横軸は何? (実装上の問題では, 俺は縦になりたい度を 指定しておけば良い) 座標正方向は投影正方向か否か log か否か △あったほうがいい場合もある 図のサイズ(ビューポート), 縦横比 ・本体名称(表題) ◎必須 T の名前 ○できればあったほうがよい 単位 データセット名 どこ・いつの値か(どの断面か...) △あったほうがいい場合もある ・説明文 △あったほうがいい場合もある あまた ・凡例 ◎必須 ○できればあったほうがよい 図中の記号説明 カラーバー, トーンパターン 等値線間隔 △あったほうがいい場合もある あらま欲しき位置(カラーバーをどこにかくか?) ■ 次の問題: 図をかくにあたって必要な情報を整理すること. 物理量を定義して物理量が知っているべきこと. 例えば, T は温度だ, 0 未満はあり得ない, 単位は K だ... データが知っているべきこと. 例えば, T,x,y は T(x,y) の関係だ. 素データが知っているべきこと. 例えば, 範囲は?, 欠損値は?, データはどこにあるの?(ファイル名, URL etc) お絵書きメソッドに知らせるべきこと, は何か? 例えば, 等値線間隔葉?, 座標情報は? 更に, ・以上の階層化を考えることにご利益はあるか? ・ご利益があるとすると, 更に細かい階層化を考える必要が あるか? を考える. ■具体的な方法 「図を描くために必要な情報」が整理できたら以下の例題について 考えること. 例1) T(x,y) の等値線を描くためにデータが知っているべきことは何か? さらに各 attribute の名前を決めよ. netCDF を想定した叩き台は以下の通り float T(lon,lat) : T:long_name = 'Temperature' 記述的名前 T:units = 'K' 単位 T:range = 200.0, 450.0 上限下限の目安(図を描く時の軸の範囲) T:valid_range = 0.0, 1000.0 有効範囲 T:divs = 5.0 等値線間隔 T:missing_value = -999 欠損値(データ無しのフラグ) T:represent = 'point' 空間代表性. 一点のpoint value は point, cell の代表値は cell とか 例2) T(x,y) の x 方向積分折れ線グラフ