gtool4 規約 version 4.3
/ 6. netCDF 属性リファレンス
6.1 '_', A-F
2005-08-22T09:34:43+09:00
地球流体電脳倶楽部 davis プロジェクト
概要 |
[変数] [実数] [1]
[解釈必須] |
解釈 |
数値型変数を解釈する際に add_offset
属性値を加算する。変数に scale_factor
属性が与えられている場合は scale_factor
属性値との乗算を先に行う。 |
生成 |
余計なおせっかいだが、属性値が欠損値だときっと意味がないとおもう。 |
例 |
ps:add_offset = 1000.0; |
採択理由 |
netCDF |
概要 |
[大域] [float]
[1]
[参考] |
解釈 |
GDT 規約の版数として解釈される。 |
生成 |
もし指定するならば、float
型の数値 1.3f を指定すべきである。 |
例 |
:appendices = 1.3f; |
採択理由 |
GDT |
概要 |
[変数] [文字]
[互換] |
解釈 |
現在の版では解釈を規定しない。 |
生成 |
現在の版では生成方法を規定しない。将来の版では
coordinates
属性の使用が推奨される予定である。 |
例 |
lon:associate = "x"; |
採択理由 |
GDT |
概要 |
[大域] [文字]
[推奨] |
解釈 |
座標の単位が長さであり、しかも単位から次元の意味付けを読み取ることができない場合、座標の意味付けを知るために用いる。 |
生成 |
GDT
互換なデータを生成することが可能であり (軸が "XYZT"
とみなせる量からなっている)、軸の順序が "XYZT"
になっておらず、軸の並べ替えが大きな負担となる場合、軸の順序を示す文字列を与える。それ以外の場合与えてはならない。 |
例 |
:axis = "TYXZ"; |
採択理由 |
GDT |
概要 |
[変数] [文字] [推奨] |
解釈 |
属性値と同じ名前の変数を境界変数と呼ぶ。境界変数は
bound
属性の所属する変数より1だけ長い。境界変数の値が所属変数の方向のセルの境界位置を表わす。 |
生成 |
変数 dimension
に新しく境界変数を与える場合、その名前は "bounds_dimension"
とすることを推奨する。 |
例 |
lon:bounds = "bounds_lon"; |
採択理由 |
CSM, GDT
|
概要 |
[変数] [文字]
[互換] |
解釈 |
C
で書かれた解釈系が変数の値を印字する際に printf(3)
の書式文字列としてこの属性値を用いることを推奨する。余計なおせっかいではあるが、double
型のための書式化文字列として正当であることを確認してからのほうがよい。 |
生成 |
生成系はこの属性を付加してもしなくてもよい。もし付加するならば、プログラム言語
C の規定で定められた double
型のために正当な書式化文字列でなければならない。 |
例 |
ps:C_format = "%.3g"; |
採択理由 |
netCDF |
注 |
本属性は変数の有効数字を示す目的で作られているが、実現方法がプログラム言語
C
に依存している。有効数字または精度を表現するより適当で可搬性の高い方法を規定すべきである。 |
概要 |
[大域・変数] [文字]
[推奨] |
解釈 |
時間から日付表記を生成するために、まず時間の変数に
calendar
属性がある場合はそれに従い、そうではないが大域属性
calendar
がある場合にはこれに従い、それ以外の場合は値 "gregorian "
を仮定する。値 "gregorian "
はグレゴリオ暦、"julian "
はユリウス暦、"noleap "
は1年365日の暦、"360" は毎月30日で1年が360日の暦、"nkyr B.P. "
は現在から (n×1000)
年前の年の長さを用いた暦である。 |
生成 |
時間の単位をもつ変数がある場合に限り、(大域属性としてではなく)
変数にこの属性を付与することを推奨する。 |
例 |
time:calendar = "noleap"; |
採択理由 |
CSM, GDT |
概要 |
[大域] [文字]
[参考] |
解釈 |
gtool4
規約は属性値の解釈を規定しない。解釈系は属性値を印字する方法を提供すべきである。 |
生成 |
生成系はこの属性を付加してもしなくてもよい。ASCII
の印字可能な文字を与えなくてはならない。 |
例 |
:comment = "experiment 1 ---
surface pressure distribution"; |
採択理由 |
GDT
|
注 |
実験パラメタのような値を格納する場合には
gt_user_anything 属性を使うことによって比較を容易にすることができる。 |
GDT
で規定されているが現在の版ではこの属性の利用については規定しない。
GDT
で規定されているが現在の版ではこの属性の利用については規定しない。
概要 |
[変数] [文字]
|
注 |
現在の版では解釈・生成を規定しない。将来は
[推奨] される予定である。 |
採択理由 |
GDT, CSM |
概要 |
[変数] [文字]
|
注 |
現在の版では解釈・生成を規定しない。将来は
[互換] とみなされる予定である。 |
採択理由 |
CSM |
概要 |
[大域] [文字]
|
注 |
現在の版では解釈・生成を規定しない。将来は
[互換] とみなされる予定である。 |
採択理由 |
CSM |
概要 |
[大域] [文字]
|
注 |
現在の版では解釈・生成を規定しない。将来は
[参考] とみなされる予定である。 |
採択理由 |
CSM |
概要 |
[大域] [文字]
|
注 |
現在の版では解釈・生成を規定しない。将来は
[参考] とみなされる予定である。 |
採択理由 |
CSM |
概要 |
[変数] [文字]
|
注 |
現在の版では解釈・生成を規定しない。将来は
[参考] とみなされる予定である。 |
採択理由 |
GDT
|
概要 |
[変数] [数値] [1]
[推奨] |
解釈 |
所属する変数の操作に関して、
netCDF
ライブラリはまだ書き込まれていない部分の欠損値を指定すべきである。
scale_factor 属性値および add_offset
属性値を使用して圧縮がなされているデータを解釈する場合には、
元のデータに変換する前にこの属性値を使用して欠損値であるかどうかを判定しなければならない。
|
生成 |
NF_BYTE
型以外についてはわざわざこのような面倒なものは生成しないほうがよい。
しかし、missing_value
属性を設定した場合は同じ値にすることを推奨する。
scale_factor 属性値および add_offset
属性値を使用してデータを圧縮する場合には、
_FillValue 属性値も圧縮されたデータ値に対応するものでなければならない。
|
例 |
ps:_FillValue = -2.0e30; |
採択理由 |
netCDF |
概要 |
[変数] [文字]
|
注 |
現在の版では解釈・生成を規定しない。将来は
[推奨] とみなされる予定である。 |
採択理由 |
CSM |
概要 |
[変数] [文字]
[推奨] |
解釈 |
Fortran
で書かれた解釈系が変数の値を印字する際に WRITE
文または PRINT
文の書式文字列としてこの属性値を用いることを推奨する。余計なおせっかいではあるが、実数型のための書式化文字列として正当であることを確認してからのほうがよい。 |
生成 |
生成系はこの属性を付加してもしなくてもよい。もし付加するならば、プログラム言語
Fortran で定められた実数型のために正当な書式化文字列でなければならない。 |
例 |
ps:FORTRAN_format = "(g10.3)"; |
採択理由 |
netCDF |
注 |
本属性は変数の有効数字を示す目的で作られているが、実現方法がプログラム言語
Fortran に依存している。有効数字または精度を表現するより適当で可搬性の高い方法を規定すべきである。 |