☆ tgif の使い方 ☆ ■ 必要なパッケージ debian potato ならば tgif パッケージをインストールすればよい. ■ eps 画像として出力する方法 1. 「ファイル」→「印刷/出力フォーマット」にて, 出力画像フォーマットを 「LATEX(EPS)」を選択するか, ツールバーのボタンにて「LATEX(EPS)」 を選択する. 2. 「ファイル」→「印刷」をするか, Ctrl + P にて出力すると, ***.eps というファイルが出力される. 3. このファイルは Linux 上の LATEX では普通に見えるが, Windows上では多分見えないので注意 ■ gif 画像として出力する方法 1. 以下の必要なパッケージをインストールする. netpbm netpbm1 netpbm-dev netpbm-nonfree 2. 後は, eps ファイルを出力する時と同じようにして gif ファイルを出力する. ■ jpeg 画像として出力する方法 実際のファイル出力の方法は上記の eps や gif と同じなので, 必要なパッケージだけ記す. 以下のパッケージがあれば, jpeg 画像を出力できる. (下の2つは必要無いかも知れない) libjpeg-progs libjpeg62-dev jpeginfo ■ png 画像として出力する場合 必要なパッケージが必要となる. pnmtopng ■ 日本語文字入力の仕方 日本語文字入力する際は, 以下の手順を踏めば良い. 1. 「各種設定」→「フォント」において, 「Ryumin」か「Gothic」を選択 するか, ツールバーの文字を押して「あ」か「の」にして, 文字入力を日本語にしておく. 2. 左の「T」を押して, 文字入力モードにし, ステージ(?) で 文字を書き入れたいところをクリックする. 3. Ctrl + \ を押すと, 日本語文字入力モード(kinput2)モードになるので, 入力を行う. 4. ただし, 日本語文字入力モードを終るためには, Shift + Space を押す必要がある. ■ MS Gothic や MS mincho を使う方法 tgif で作成する絵に MS Gothic や MS mincho フォントを書き込むことができる. そのために以下の作業を行う. 1. .Xresources に MS フォントの設定を書き込む. 具体的に何を書き込むかは .Xresources を参照のこと なお, 現在の .Xresources の内容では, MS フォントを /usr/X11R6/lib/X11/font/TryeType/ 以下から取得している. ※ よって, 必要となるフォントをこのディレクトリ以下に置いておく 必要があるので注意 2. X を再起動し, tgif を起動してフォントが使えるか調べる. ※ 注意事項 ※ なお, PS/EPS では Mincho フォントは Ryumin-Light に変換され, Gothic フォントは GothicBBB-Medium に変換されるようになっており, これらはどうしようもないようである. なお, PS/EPS への変換の際のフォント変換に関しては /usr/lib/ghostscript/5.10/kanji/kconfig.ps に, その設定が書いてある. (Windows で ghostscript7.04 を使用している場合は C:\gs\gs7.04\kanji\kconfig.ps に同じような内容が書き込んである) ■ グラデーションを作る方法 Tgif はその本体だけではグラデーションを作ることはできない. ここでは外部プログラムとして xv を利用してグラデーションを作る 方法を記す. □ xv のインストール xv は apt のパッケージリストに存在するのだが, なぜか apt でインストール できない(これは専攻の FTP サーバに問題があるかもしれないが…)ので, xv の deb ファイルを持って来てインストールをおこなう. ◆ deb ファイルのダウンロード deb ファイルは ftp.fifi.org (http://ftp.fifi.org/) というサイトの 以下の場所からダウンロードできる. http://ftp.fifi.org/debian-local/woody/xv/ (ちゃんと potato 版のものもある) ここにある xv_3.10a-26_i386.deb をダウンロードする. ◆ インストール 以下のように dpkg コマンドでインストールする. # dpkg -i xv_3.10a-26_i386.deb 実際には Tgif において bggen という xv パッケージに含まれるコマンドを 使用するので, bggen というコマンドが存在することを確認してほしい. □ Tgif でのグラデーションオブジェクトの作り方 上記の手順で xv のインストールが終わったら Tgif でグラデーションを 作成する. まずはある方向に直線的にグラデーションするオブジェクトの作成の手順を 説明する. ◆ グラデーションオブジェクトの作成 『編集』→『画像処理』→『Generate』→『Run Bggen』とすると オブジェクトのサイズとカラーを聞かれるので, 例えばサイズなら 100x100 カラーなら, 赤, 青, 黄色とグラデーションさせたいなら red blue yellow と入力するとグラデーションオブジェクトが作成される. なお, カラーは 上記のように2色以上の指定ができるので複数 色でのグラデーションが可能である. ◆ 円形グラデーションオブジェクトの作成 円形のグラデーションオブジェクトを作成することも可能である. しかし, 色設定はオブジェクト作成時には指定できないので 少し手順が必要になる. まずは『編集』→『画像処理』→『Generate』→『Circuler Bggen』とする. 今回はサイズと色変化の段階数を聞かれる. サイズは Run Bggen の時と同じように 100x100 のように設定する. 色変化の段階数は 2 〜 222 の間で設定する. 2 ならば 2段階変化, 222 ならば色が222段階で変化する. つまり, 222 を選ぶと一番滑らかな色変化となる訳である. これでモノクロの円形グラデーションオブジェクトができたわけであるが, カラフルなグラデーションオブジェクトを作成することもできる. この円形グラデーションを指定した状態で『編集』→『画像処理』→ 『色補間』とする. ここで外側と中心の2色について聞かれるので その2色を入力する. 例えば, 外側が赤, 中心を青としたグラデーション にしたい時は, red blue と入力すれば良い. ■ 参考資料 ・ eps での出力 http://www.sfc.keio.ac.jp/guide/cns-guide/2001/10/3/1.html ・ tgif で MSフォントを使う方法 http://buran.u-gakugei.ac.jp/~mori/SETUP/setup_for_narahi/36_tgif_gs.html http://konosiro.phys.saga-u.ac.jp/~makino/Linux/fonts/Linux-fonts.html ・ tgif で MS フォントを使うための設定ファイル置場 http://konosiro.phys.saga-u.ac.jp/~makino/Linux/fonts/fonts-files/ ・ PostScript ファイルを印刷する際に TrueType フォントを使う方法 http://www.zukeran.org/shin/linux/x-tt/ http://ayapin.film.s.dendai.ac.jp/~matuda/Tgif/tgif.html http://www.zukeran.org/shin/linux/x-tt/ ・ xv のソースファイルがおいてあるサイト http://ftp.fifi.org/debian-local/woody/xv/