■kinput2の設定について □kinput2 を使用する方法 ・kinput2-canna をインストールする. それに依存したパッケージ kinput2-common もインストールする. ・~/.bashrc の中に export XMODIFIERS="@im=kinput2" の一行を書き加えておく. ・~/.xinitrc の中に kinput2& を書き加える. ※ もしも, .xinitrc をいままで利用していなかった場合は 「kinput2&」の下に 「exec wmaker」などとして, X-Window を実行するよう指定する事. そうしないと, X-Windowsは起動した瞬間に停止してしまう. ・wmaker で使用する際には 以下の内容を /GNUstep/Defaults/WMWindowAttributes に書き込む もしかしたら,これだけではダメかもしれない. だめだった場合は ~/myconfig 以下の WMWindowAttributes をコピペすること Kinput2 = { NoTitlebar = Yes; NoResizebar = Yes; NotClosable = Yes; NotMiniaturizable = Yes; KeepOnTop = Yes; Omnipresent = Yes; SkipWindowList = Yes; NoHideOthers = Yes; NoKeyBindings = Yes; NoMouseBindings = Yes; KeepInsideScreen = Yes; NoAppIcon = Yes; Unfocusable = Yes; DontSaveSession = Yes; }; ・Netscape で使用する際には バージョン4.77だと正常に 動作しないことがあるので,バージョン4.76を使用すること □kinput2 を emacs で利用するために kinput2 を emacs 上で利用するには, .emacs に以下の行を書き足してやれば 良い. (この設定が書き込んであれば IME も利用できる) (set-keyboard-coding-system 'euc-japan) □kinput2のキー設定について kinput2 での英語・日本語の切替えのキー設定は .Xresouces に以下のように書かれている Kinput2*conversionStartKeys: Shiftspace \n\ Zenkaku_Hankaku 一行目の「\n\」は改行時に使われるものと思われる. なお,以上のように設定すると, 英語入力 -> 日本語入力 Shift + Space 又は 半角/全角キー 日本語入力 -> 英語入力 Shift + Space 又は Shift + 半角/全角キー となってしまう. 両方の変換を 半角/全角キー にしたかったが,良く考えると Shift + Space の方が手を動かさなくて良いのでこちらで 慣れることとする. ・キー設定の書き方は「$ man kinput2」を参考にすること ・キーの名前は「$ /usr/bin/X11/xmodmap -pke | less」 とコマンドを入力することで見ることができる. ※ ~/.Xresources に書き込んだ内容をkinput2 に反映させるためには 一度 X を終了し,再起動すること □kinput2 で変換する際の文字について kinput2 での変換中の文字フォントは ~/.Xresources に書き込まれている 以下の行で決まっている. XEmacs*fontSet: -*-ms gothic-medium-r-normal--14-*-*-*-*-*-*-*, -*-fixed-medium-r-normal--14-* ※実際には2行に分けずに1行で書く なお,この文字フォントは Xemacs のツールバーの文字の形も制御する □普通のcannaサーバと競合しないために ~/.emacs の中の以下の行は コメントアウトすること (global-set-key [zenkaku-hankaku] 'canna-toggle-japanese-mode) □kinput2 豆知識 ・変換について 日本語入力後にすぐ「↑」キーを押すと ひらがな → 半角英字 → 全角英字 → 半角カタカナ → 全角カタカナ と変換する. なお, 「↓」キーならば, これとは逆方向に変換を行う.