☆ emacs のタグ機能を使おう ☆ 以下は, emacs の「タグ機能」を使うための簡単なメモ書きである. ■ タグファイルの作り方 etags コマンドの引数として対象となるプログラムのファイル全てを渡す. 例えば, カレントディレクトリにある *.f90 ファイルと, dynamics, physics といった名前のディレクトリ以下の *.f90 ファイルが対象ならば, $ etags *.f90 dynamics/*f90 physics/*f90 とする. するとカレントディレクトリの TAGS というファイルに タグテーブルが書き込まれる. なお, 言語は C や Fortran (F90も) 対応しているので 拡張子さえまともなら, その言語で読み込む. もしも言語を指定したいのなら $ etags --language=fortran *.f90 dynamics/*f90 physics/*f90 とする. この --language で指定できるものは $ etags --help で表示できる. (詳細は下の「サポートされる形式」を参照) ■ タグファイルの参照の仕方 emacs で先ほど読み込まれた内のどれかの .f90 ファイルを読み込む. そして, call timefilter(t, A, B, ... といったサブルーチンや関数名の上で M-. とする. するとミニバッファに Visit tags table: (default TAGS) ~/hogehoge/ と聞かれるので, 先ほど作成した TAGS ファイルを指定する. すると, サブルーチンや関数本体の場所まで自動的に移動できる. また, C-x 4 . とすると, ウィンドウを2つに分けて下の方にサブルーチンや関数本体を 表示する. ■ サポートされる形式 サポートされる形式に関しては上記したように $ etags --help で参照のこと. なお, これを日本語化したものが http://www.jagat.or.jp/sgml/emacs/etags.htm にあるので参照のこと. なお, Fortran90 の場合, use (モジュール) や interface (総称名称) まで追うことができないため, これらに関するタグテーブル を作ることができない. 注意すること.