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[dennou-ruby:003157] GPhys 1.0.0 released!



堀之内です.

GPhys をメジャーバージョンアップして 1.0.0 としました.
(http://ruby.gfd-dennou.org/products/gphys/)
これまで (0.7.0) からの違いは主に機能増強です --- これを
実装したら v.1 にあげようと長らく思ってたことを
やっとやったという次第.

今回の改訂の目玉は座標変換/補間のサポートです.

各軸に沿った単純な補間に加えて,斜めの切り出し,
地図投影座標と緯度経度座標の行き来,z座標とσ座標の変換や,
温位座標への変換などといったことができます.(すべて,
interpolate というひとつのメソッドでできます.)
コアの部分は C で書いてますので,インストールは,

  ruby extconf.rb
  make
  (sudo) make install

に変わりました.(0.7.0では拡張ライブラリはなくても
一応OKとなるようにしてましたが,1.0.0 から必須
です.従来の install.rb は削除しました.)

応用メソッドとしては,DCLで絵を描き,マウスで線(折れ線可)を引いて,
断面を切り出す機能も作りました.地図投影時にはちゃんと地図上の
直線にそって切り出します.(その間何点取るかは格子点数に応じて
自動設定).メソッド名は mouse_cut です(直前の切り出しを別の
オブジェクトに適用するには mouse_cut_repeat).

ドキュメント整備が追いついてませんが,3月のセミナーまでには
チュートリアルドキュメントを作ります.なお,補間関連のマニュアル
は lib/numru/gphys/interpolate.rb に RDoc 形式で埋め込んでます.
--- 全面的に RDoc に移行したいのですが,ちょっと間に合いません
でした.課題にさせてください.

他には,GGraph の機能強化(普通の散布図や,値で色付けする散布図),
カラーバーの新オプション(by 神代)やマイナーな改良,GrADS 形式の
データの扱いの改良(by 水田), gpvect オプション追加(by竹広),
バグ fix いろいろ,などです.

よろしくお願いします.