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[dennou-ruby:001707] gphys 0.3.0 released



堀之内です。

先日予告しましたが GPhys をバージョンアップしました(ver 0.3.0)。
http://ruby.gfd-dennou.org/index-j.htm からどうぞ。

目玉その1は単位ライブラリーの導入です。

 * 掛け算したら単位も掛け算。
 * 足し算の場合必要なら換算してから足し算('m'と'km'など).
   相手の単位が違うとか単位がない場合は警告 (-vで)
 * sin, cos等は単位を無次元に。sqrtはちゃんとsqrt。
 * 単位付数字のクラス NumRu::UNumeric 導入 (gphysに含まれてます)

その2はNetCDFコンベンションサポートの改良です。

 * User's Guide のコンベンションをほとんどサポート (titleは
   まだ残ってます。これは自動処理でなく自分でつけるしかないよう
   な気が...)
 * 他のコンベンションを導入しやすくした。自動判別もします。
   - 実例として Wind Profiler convention の対応を入れました 
     > 橋口さん、山本さん
   - gtool4 対応はまだです。
 * ちなみに、コンベンションの扱いの検討は 
   http://ruby.gfd-dennou.org/products/gphys/nc-conventions_gphys.xls
   でやってます(エクセルファイル。日本語)

注意
 * 依存ライブラリーに単位ライブラリーが加わりました(numru-units 1.1)。
 * NArrayMiss は最新の 1.0.2 でないと、テストの一部が通りません。

ちょっとメジャーなバージョンアップなので、副作用があるかも知れま
せん。

 * 西澤様: 試してませんが UNumeric まわりで gave の対応が必要か
   も知れません。
 * 塚原様: NetCDFVar で put|get --> (put|get)_with_miss_and_scaling
   のエリアスをデフォルトにしました。例の short -> から double 
   への読み込みは、一旦 put|get --> simple_(put|get) に戻してか
   らということになるかもしれません。(すみません NetCDFVar への
   メソッド追加はまだしてません)。


あと、できるだけはやくしたいのは transpose のサポートです。
z-t プロットで時間を横軸にしたい!

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堀之内 武
京都大学宙空電波科学研究センター