\chapter*{Appendix D. 用語}
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{\bf 推測統計学}~~推計学とも。観察された集団のみを扱う記述統計学に対し、
観察された集団を母集団から抽出された標本とみなし、これから確率法則に基づ
いて母集団の諸性質を推論する方法、またその方法の研究をいう。W. S. 
ゴセットの小標本の理論を端緒に、R. A. フィッシャーにより確立された。
標本から母集団の母数を推定する推定論(一つの推定値を求める点推定と、母数
がある確率のもとで存在する区間を推定する区間推定(信頼度がある)と、母集団
に関するある仮説の成否を判定する検定論(仮説検定)がある。応用面として
標本調査、品質管理、実験計画法等があり、世論調査、製品検査、医薬の効用、
教育・心理関係など、自然・社会科学にわたり多方面に利用される。

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{\bf 仮説検定}~~単に検定とも。母集団について立てた仮説(帰無仮説)$H_0$ を
捨てるか捨てないかを、母集団から抽出した標本(測定値)によって定めること。
$H_0$ が成立すると仮定して母集団から任意に$n$ 個の標本の組を抽出したとき
の分布を調べ、それが$(100-\alpha)$\%の確率で存在する範囲を決め、実際に
測定した$n$ 個の値の組がその範囲の外(棄却域)に落ちれば$H_0$ を捨てて、
その範囲内にあれば$H_0$を捨てない。$\alpha$ を危険率または有意水準といい、 
普通$5$\%または$1$\%にとる。この場合、仮説$H_0$ が正しいのに測定値によっ
て$H_0$ を捨てる誤りを第1種の誤りといい、その確率が危険率である。$H_0$ 
が正しくないのに$H_0$ を捨てない誤りを第2種の誤りという。 
