netCDF インストール(IFC版)


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  netCDF とは?

netCDFは大気・海洋科学の分野で広く使われるデータフォーマットです. その特徴は

  • 非機種依存性(ネットワーク透過性)
  • 自己記述的.
  • 豊富なインターフェイスライブラリ.
などです. endian 問題などわずらわしさに悩まされることはありません. 詳しくは本家のwebサイトをどうぞ.


  インストール


■ 実行環境

  • OS
    • Debian GNU/LINUX ver.3.0 (woody)
  • Fortran77/Fortran90 コンパイラ
    • Intel Fortran Compiler ver.7.1(ifc)
  • C コンパイラ
    • GNU Compiler Collection (gcc-X-X)

■ ソースの入手・展開

以下のurlからダウンロードする. これは UNIDATA の公式ミラーサイトである地球流体電脳倶楽部のミラーである.

任意のディレクトリにて展開.

$ tar xvzf netcdf-3.5.0.tar.Z

■ configure

ディレクトリ内のINSTALLファイルを参考にビルドする. このとき、bash環境では、

$ export CC=gcc
$ export CXX=gcc
$ export FC=ifc
$ export F90=ifc

とする. さらに以下の環境変数を設定する.

export CPPFLAGS=-DNAGf90Fortran

configureをかます.

# ./configure --prefix=/usr/local/netcdf

■ make

makeする際にパスを通す.

# export DCLDIR=~/dcl-5.2

展開したトップディレクトリでmake,make installする. make install する前に手でインストールディレクトリを作っておく. インストールディレクトリはあらかじめ存在するものと仮定されているためである.

# make
# mkdir /usr/local/netcdf
# make install

■ モジュール のコピー

もしも生成された モジュールファイルが /usr/local/netcdf-ifc/include/ に移動されなかった場合, 主導で移動する.

# cd /usr/local/src/netcdf-3.5.0/src/f90/
# cp NETCDF.mod /usr/local/netcdf/include/
# cp TYPESIZES.mod /usr/local/netcdf/include/

  環境設定

システムの ライブラリパスを以下のように書き換える.

  # vi /etc/ld.so.conf
    /usr/local/netcdf/lib
  # ldconfig -v 

  参考文献

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Copyright (C) 2003 daktu32
最終更新:2003年07月17日
http://www.ep.sci.hokudai.ac.jp/~daktu32/DOC/dcl_ffc.html