地球計算結果と再解析データとの比較 (AMIP 実験)

1. 概要
2. モデル
3. 設定と結果
4. 描画プログラム, スクリプト例

概要

CMIP5 #3.3 AMIP 実験です. 現状可能な範囲で実験設定を合わせています. CMIP5 についてはこちらを参照してください.

モデル

• dcpam5-20130302 に一部手を入れたもの
  • dcpam5-20130302 の出力ファイルの時間軸に基点の日付を入れるようにしたもの.

設定と結果

• 設定
  • プリミティブ方程式系
  • セミ・ラグランジュ法による水蒸気・雲水輸送
  • 地球放射モデル
  • 乱流混合 (Mellor and Yamada (1982) level 2)
  • 惑星表面フラックス (Louis et al., 1982)
  • 簡単陸面モデル (バケツモデル, 土壌熱伝導)
  • Relaxed Arakawa-Schubert 積雲対流パラメタリゼーション (Moorthi and Suarez, 1992)
  • 大規模凝結 (Manabe et al., 1965)
  • 乾燥対流調節 (e.g., Manabe et al., 1965)
  • 簡単雲モデル (移流, 乱流混合, 凝結による生成, 定数時定数での消滅)
  • 使用データ
    • 地形 (ETOPO1) ・植生分布 (Matthews, 1983, 1984, 1985)
    • 土地利用 (耕作地分布のみ使用) (CMIP5 設定値)
    • 海表面温度分布 (AMIPII 境界値)
    • 海氷面密度分布 (AMIPII 境界値)
    • オゾン分布 (CMIP5 設定値)
    • 微量成分 (CO2, CH4, N2O のみ使用) (CMIP5 設定値)
    • 太陽定数 (CMIP5 設定値)
  • 解像度: T42L22
  • 積分時間: 40 年 (1969-2008 年)
• namelist ファイル (注意:これらのファイルの設定は, ソース同梱の同名ファイルとは異なります.)
  • 初期値: init_data_E_T42L22.conf
  • 実行
    • スピンアップ (1969-1978 年): dcpam_E_T42L22_196901-197812.conf
    • 本計算 (1979-2008 年): dcpam_E_T42L22_197901-200812.conf
• 補足
  • 少なくとも以下の点で CMIP5 #3.3 AMIP の条件に合わせることができていません.
    • H2O, CO2, CH4, N2O 以外の微量成分の放射効果を考慮していない.
    • エアロゾルの放射効果を考慮していない.
    • 耕作地分布以外の土地利用分布を考慮していない.
• 結果
  • 1979-2008 年の計算結果と再解析 (全球平均・東西平均(pdf)), (赤道, 1000 hPa の東西風(pdf))
  • データ (1979-2008 年の月平均値)

描画プログラム, スクリプト例

• プログラム, スクリプト

dcmodel Development Group / GFD Dennou Staff
Last Updated: 2013/03/26, Since: 2013/03/26