dcmodel ミーティング記録(2014/06/24)

参加者

  • 北大
    • 石渡, 小高, 荻原, 増田
  • 神戸大
    • 林, 高橋, 村上, 船橋, 河合
  • 理研 AICS
    • 西澤
  • 宇宙研
    • 杉山
  • 九大
    • 中島
  • 京大
    • 石岡, 納多, 竹広

SCALE-LES による火星境界層実験 (西澤)

  • 実験設定
    • Odaka et al. (2001) 1 D モデルによる放射, 地表面温度を与える
    • 計算領域 19.2km x 19.2km x 21 km
    • 解像度を 100m, 50m, 25m, 10m, 5m の等方格子
    • ローカルタイム 0:00 からスタート, 14:30 での結果を解析
  • 実験結果
    • 対流セル水平構造
    • 混合層内部は上昇領域が狭い壁, 外側ではプルーム的
    • 水平エネルギースペクトル : -5/3 乗則に従う. 3 次元等方乱流的.
    • 運動エネルギー(?)の時間方向スペクトルも -5/3 乗則
    • 乱流統計量の鉛直分布
      • 温位分布(混合層の高さ)の解像度依存性が見える
    • 最大瞬間風速(w) : 解像度上がると最大風速あがる. 解像度粗いとなまされる. 収束している感じがしない.
    • 鉛直渦度分布
      • 地表面から 200m ぐらいまで伸びている鉛直渦が存在, 水平スケール 100m ぐらい
    • 孤立渦の強度分布 : 強い渦は指数的に減少する
    • 地表面顕熱フラックスを見なくてはいけない. スペクトルを取ってエネルギー注入スケールを同定するか.

GCM 検討会報告と共通ライブラリプロジェクトについて (西澤)

  • 共通ライブラリプロジェクトの現状
    • dcpam5, MIROC に気象庁境界層スキームを導入して比較検証することを目標
  • GCM 検討会での反応
    • できたら何が嬉しいか, というわかりやすい出口をみせないと予算取るのが難しい

AFES 球面調和函数ルーチンの Xeon マシンでの性能について (竹広)

  • dcpam5(Jupiter 設定)を用いた SJPACK-MPI/ISPACK との比較
    • コア数, スレッド数が少ないと SJPACK の方が速い
    • コア数, スレッド数が多いと AFES ルーチンの方が速い
    • MPI8, OMP8 程度で ES の半分の速度

次回日程

  • 2014 年 7 月 8 日(火) 10:00 〜