dcmodel ミーティング記録(2014/02/18)

参加者

  • 北大
    • 石渡, 小高, 山下, 荻原
  • 神戸大
    • 高橋, 関, 河合
  • 宇宙研
    • 樫村, 杉山
  • 九大
    • 中島
  • 福大
    • 乙部
  • 京大
    • 石岡, 佐々木, 竹広

dcpam を使った火星水循環計算の試み(関)

  • 観測から水蒸気・水氷雲の分布が明らかになって来た
    • 夏の北半球高緯度で可降水量多い
    • 夏の赤道域で水氷雲が多い
  • 目的 : dcpam を用いて水循環を計算する
  • モデル
    • 水蒸気と水氷雲の支配方程式
    • 水氷の凝結昇華過程
      • 大規模凝結と飽和調節
  • 計算設定
    • 解像度 T21L36
    • 積分時間 5 年
    • 初期条件 : 北緯 80 度より北に十分な水を配置
    • ダストは分布を固定
  • 結果
    • 北半球の夏の季節の水蒸気分布を再現
    • 可降水量が最大になる季節, 観測と一致
    • 北半球夏の赤道域の水氷雲発生を再現. しかし光学的厚さは小さい
    • 北緯 80 度の地表面温度がモデルで低い→水の昇華が小さい→水蒸気量が低い
    • そこで地表面アルベドを 0.3 に減少させてみると...
      • 観測との地表面温度の差が減った
      • 南半球の水蒸気量が多すぎ. 北半球の夏の水蒸気量は高緯度で OK, 低緯度で少ない.
      • 水蒸気輸送が十分に低緯度に輸送されていない?
      • 専攻研究との質量流線関数の比較は OK. 水蒸気輸送を見なくてはいけない.

チュートリアルに向けての作業確認

  • チュートリアル計画
    • 担当者 spmodel : 佐々木, deepconv : 杉山, dcpam : 荻原
    • 時間
      • dcmodel 10min
      • spmodel 1.5h
      • deepconv 30 min
      • dcpam 30 min
    • 使用するドキュメント
      • spmodel : チュートリアル文書
      • deepconv : ごくらく deepconv, arare5 を安定版にするのに対応してドキュメント改訂, 並列計算用ドキュメント新規作成
      • dcpam : ごくらく dcpam
  • ソースコード fix
    • spmodel : spml 0.8.0 を公開
    • deepconv : arare5 を安定版として固定する予定
    • dcpam : 新しい公開版になった
  • gfortran 問題
    • ソースコードの gfortran での動作確認
  • USB/DVD 作成担当確認
    • 梱包資料〆切 : 02/21(金)
      • 02/24(月)に第 1 版イメージ作成, その週のうちに最終版を作成.
    • イメージ焼付け分担 : 北大
      • 森羅万象学校の前 3/3,4 あたり
      • USB 50 本, DVD 20 枚 (うち北大 USB 50 本, DVD 10 枚)
      • 神戸からメディアを発注

dcmodel/dcpam/deepconv の Web チェック

  • 開発グループのアップデート確認
  • リンク切れチェック
  • memo ディレクトリの変更点について
    • filelist-rd.rb コマンドの導入
  • Webgen (仮) に移行していないページのチェック
    • 古いバージョンのソースはそのまま置いておく.
    • sample ディレクトリは昔のはそのまま置いておく. 新しく作成されるものから移行
  • config.yml と Rakefile を設定すれば作業手順は今までと同様
    • rd ファイルを編集後, make (rake) する
  • 開発版 CVS スナップショットのドキュメントが閲覧できるようになった.
    • 1 日 1 回(午前 3:00 ごろ) cron により更新
  • dcmodel トップページでのモデルの並びのポリシーについて

Webgen (仮) への要望等

  • フォントを大きくする
  • 見出しの色が変わるのをやめる
  • 検索の動作がおかしい
  • 使い方の説明文書
  • dcmodel 資源以外にも使えるようしてから置き場を cc-env へ移行
    • 現在は ftp/arch/dcmodel/htmltools/Webgen.
  • rake distclean で htm.[ja,en] が消去されない場合がある
  • recursive: false を指定していてもサブディレクトリを探索していように思える

次回日程

  • 未定(少なくともチュートリアルより後)