dcmodel ミーティング記録(2013/06/04)

参加者

  • 北大
    • 石渡, 小高, 山下, 荻原
  • 神戸大
    • 林, 高橋, 河合, 関, 船橋
  • AICS
    • 西澤
  • 宇宙研
    • 樫村, 杉山
  • 九大
    • 中島
  • 福大
    • 乙部
  • 京大
    • 竹広

簡単金星計算と数値粘性(樫村)

  • Yamamoto & Takahashi (2003), Lee et al. (2007) に似た実験.
    • (dcpam で再計算すると)最大波数にエネルギーが溜っている.
  • Mitchel and Vallis (2010) に似た実験
    • 地球半径で Held and Suartz に似た設定
    • 惑星半径を小さくしていくと赤道超回転が発生 (金星のような加熱でなくても赤道超回転が発生)
    • 超回転状態ではだんだん高波数側にエネルギー溜る
  • 2 層モデル計算 (Saravanan 1993)
    • 半径小さくすると, やはり赤道超回転
    • 超回転状態ではだんだん高波数側にエネルギー溜る
    • 数値粘性を強くすると超回転にならなくなる.
    • 初期超回転状態だとその状態が維持される, 高波数にエネルギー溜らない. 多重平衡解.

deepconv による金星設定対流計算と熱エネルギー保存問題(小高)

  • 川畑さんの金星対流計算
    • 先行研究 Baker et al. (1998) : 定常状態か疑問.
    • そこで長時間積分を実行してみた.
    • 定常になるまで 180000 sec 程度かかった.
    • 上面からの拡散冷却が中立層に達すると, 対流発生.
    • 全領域平均熱収支で移流項が 0 になっていない. わずかに保存していない.
    • 水平平均温位分布が時間とともに下がっていく. 2 日で 0.5K 程度.
  • 移流項チェック計算
    • 移流項の定式化が保存的でないので, ずれていくのはしょうがない?
    • 差分スキームで離散的に全領域積分をしたときに残る項を評価して 残差を見積もれないか?
    • deepconv 作業グループで検討すべし.

次回日程

  • 2013 年 6 月 18 日(火) 10:00 より