dcmodel ミーティング記録(2012/11/06)

参加者

  • 北大
    • 石渡, 杉山, 山下, 荻原, 川畑
  • 神戸大
    • 林, 高橋(芳), 西澤, 中島, 小高, 村上, 納多, 高橋(由), 河合, 関, 船橋
  • 宇宙研
    • 樫村
  • 京大
    • 石岡, 竹広, 佐々木

deepconv の圧力減少問題について(中島)

  • 長時間積分での圧力のドリフト
    • 温度偏差と逆負号
  • 原因 : 圧力方程式の膨張項が無視できない(Bryan and Fritcsh 2002)
  • おまけ : 誤差を拡大させる要因
    • 地表面フラックス
    • 上端境界条件
  • CReSS での似て非なる圧力減少
    • 既に膨張項が入っている
    • 地表面気圧の一方的減少. 数値誤差の蓄積?

金星雲対流計算について(小高)

  • 動機
    • あかつきの投入とリンクできたら嬉しかった
    • deepconv は金星設定で動くか?
    • Baker et al (1998) を追実験
  • 設定
    • 加熱分布を観測から fit
    • 放射を模した加熱強制による対流計算
    • 計算高度 40km--60km
    • 熱境界条件 : 短波加熱率から放射フラックスを計算して 熱フラックスを与える.
  • もくろみ
    • 2 次元系で強制の与え方を変えてみる
    • 3 次元系でどう変わるか?
  • 樋口さん(東大)らの研究
    • CReSS でおなじような 2 次元計算をやっている
    • 短波放射(加熱)は現実的, 赤外放射(冷却)は人工的.
    • 池田さんら(CCSR)の 1 次元計算を基に赤外放射を変更.
    • 夜昼間の差異なども見ている. 対流のスケールが昼夜で変わる.
    • 結果は基本的に Baker たちの結果と似た感じ.
  • 今後の方針
    • おなじようなことを先にやられてしまった感.
    • LMD での放射モデルによる赤外放射を使ってみる?
    • 樋口さん/高木さんと密に(丁寧に)連絡を取り, 放射強制分布について議論する.

DPS 報告(石渡)

  • 系外惑星観測
    • 最近になるほど小さい惑星が発見されるようになってきている. 地球よりも小さいものも.
  • 系外惑星計算
  • 火星計算
  • タイタン, 外惑星, 金星計算
    • 物質の効果(雲物理, 移流)などを取りこんだ計算が多くなってきた.
  • 外惑星の観測
    • 10 bar 深くまで見えるようになってきた!

次回日程

  • 2012 年 12 月 19 日(水) 9:30 より.