2011/05/31 の dcmodel ネットミーティングのメモ書き

参加者

  • 北大
    • 石渡 正樹, 杉山 耕一郎, 山下達也
  • 神戸大
    • 高橋 芳幸, 納多 哲史, 井谷 優花, 黒田 美紀, 山元治人, 河合佑太
  • 九大
    • 中島 健介

次回日程

  • 日時
    • 2010/06/07 (火) 14:00-18:00
  • 場所
    • 神戸大 : 自然科学 3 号館 508
    • 神戸大 : 自然科学 4 号館 807
    • 北大 : 理学部 8 号館コスモスタジオ
    • 九大 : 理学部 3 号館 3605

deepconv 再構成 (杉山)

  • 2 箇所バグがとれず, 対処中

完了した作業

  • ソースの書換え
    • dcpam に合わせた
  • テスト計算
    • deepconv の web ページに載っている実験のうち, 簡単なものは実行した
  • なお, cvs をチェックアウトしたソースは, 随時 web に置いている

未完了の作業

  • リスタートへの対応
    • 杉山・今関計算のような長時間積分はまだできない
  • mpi 対応
  • マニュアル作成
  • 放射ルーチンの追加
    • arare5 の明示的なバグを解消し, 地球らしい積雲対流の計算ができるようになってから始める
      • 地球らしい積雲対流 = 水雲対流が継続的に起こるような計算
      • 地球らしい大気中でサーマルが一つ上昇することを確認した後に, 地面のフラックスやニュートン冷却を見ながら地球放射を入れていく
    • 作業中に発見されたバグの対処は随時 cvs 版にコミットする
      • コミットしにくいものは杉山に相談する
    • 備考
      • arare4 の地表面フラックスは移植済み
        • 結果の比較は未実行

バグに関する議論

リスタートへの対応

  • 作業中のルーチン
    • リスタートファイルから "ある時刻" を取り出すルーチン
      • 時刻を指定して, 値を取り出そうとしている
      • これまでの deepconv では計算の最終時刻からのみリスタートできた
      • 現在は任意の時刻からリスタートできるように書換え中
  • 問題点
    • 今は t=1 のように一番初めの値しか取り出せない
  • 備考
    • dcpam では全ての計算でリスタートできるようにはしていない
      • 納多計算ではリスタートできている
    • 森川作成時から変更していないため, dcpam と deepconv で同じように書かれているはず

mpi への対応

  • 問題点
    • 実行すると "Communication error" などと出力される
      • 通信をしようとして失敗している
        • 隣同士ののりしろを決めるたびに通信を行っている
      • 北大・天文台の計算機とも同様のエラーがでる
  • 対処
    • 天文台スパコンの相談員に聞いてみる
  • 備考
    • dcpam の mpi ラッパーをそのまま持ってきている
    • cvs 版で mpi を走らせるとこうなる

dcpam のモジュール初期化の仕様 (高橋(芳))

  • 仕様変更を検討中
    • dcpam 現状
      • init ルーチンは各モジュールの初めで呼んでいる
        • あるモジュールを呼べばモジュールの初期化も実行される
        • モジュールの初めに if 文を使って初期化の確認を行っている
      • init ルーチンは各モジュールの最後に書いている
    • deepconv 現状
      • init ルーチンはメインプログラムで呼んでいる
        • メインプログラムで使わないモジュールについても呼んでいる
      • 各モジュールは初期化されたかどうかのフラグを持っておらず, 初期化は保証されていない