2010/10/26 の dcmodel ネットミーティングのメモ書き

参加者

  • 北大
    • 石渡 正樹, 杉山 耕一郎, 山下 達也, 馬場 健聡
  • 神戸大
    • 高橋 芳幸, 納多 哲史, 今関 翔, 北野 太朗, 島津 通, 井谷 優花, 黒田 美紀, 河合 佑太
  • 九大
    • 中島 健介

次回日程

  • 日時
    • 11 月 ?? 日(火) 14:00 - 18:00
  • 場所
    • 神戸大 : 自然科学 3 号館 508
    • 神戸大 : 自然科学 4 号館 807
    • 北大 : 理学部 8 号館コスモスタジオ
    • 九大 : 理学部 3 号館 3605

Schneider and Liu (2009) の木星計算の再現 (高橋)

  • 強制・物理過程
    • 放射
      • 短波, 長波:灰色
    • 乱流混合
      • 乾燥対流調節(SL09 では異なるパラメタリゼーションを使用している)
      • 磁気流体力学的抵抗
    • その他
      • 下部境界で, 熱フラックス
  • 惑星半径, 重力加速度などのパラメータは木星(=SL09 の値)を用いる
  • 解像度
    • T170L30 で計算中
      • SL09 は T213L30
  • 水平拡散
    • \nabla の 16 乗の超粘性
    • 最大波数の時定数 0.1 地球日
  • 初期条件
    • 軸対称計算を用いた 10000 地球日計算
  • 積分時間
    • \sim 900 日
  • 結果
    • 東西平均東西風
      • 赤道では, 非常に強い東風
        • SL09 と大きく異なる結果となった
          • SL09 は強い西風が現れている
          • 実際の木星も西風
      • 中・高緯度では西風が強い
    • 東西平均温度
      • 同一設定のはずだが, 下部境界付近で 10 K 程, 温度が SL09 より高い
    • 対流調節加熱分布
      • 中層くらいで起こっている
      • 下部境界付近で対流が起こっていない
        • 想像と異なっている
  • 考察
    • 設定ミス ?
    • 対流パラメタリゼーションの違い ?
    • 解像度の違い ?
      • 余り影響は出ないように思うのだが...

環境研で行っている計算 (納多)

  • ひと段落した
  • dcpam の同期回転計算をいくつかの解像度で行う
    • T341 まで計算する目途がたった
      • 8 CPU で計算
        • ベクトル化率 98 % 後半
  • 水平拡散係数を Takahashi et al と比較して, おおよその外形は一致した
  • 今後
    • T341 を 50 日まで計算
    • 絵を一通り描く
    • ppt ファイルを作成
      • 絵を貼りつけたもの
      • 計算設定
      • ベクトル化率などの各種情報

Takemi 計算 (今関)

  • 何とか, 計算が走るようになった
  • 論文と同じように絵を書いてみた
    • 余り似ていない
  • 雲微物理過程の違いなどが効いてくるので, 同じかどうかは結構重要
  • 微物理が結構違っているにしては, 似ているのではないか ?

    • 上方に行くほど, 雲域が広がっている
    右側の垂れ下っている外観
  • 今後
    • 中島さんの計算を再現
    • 基本場の生成プログラムのドキュメント作成
      • 最終的に arare のドキュメントに組み込む

Ape-library (島津)

  • 分解完了
  • 今後は, require 等を使用し, 使えるように結合していく
  • 作業日誌を書く

現状報告(馬場)

  • 70000 日計算
    • gpview でなにも表示されなかった
  • 原因究明中