2009/12/09 の dcmodel ネットミーティングのメモ書き

参加者

  • 九大
    • 中島 健介
  • 北大
    • 石渡 正樹, 杉山 耕一朗, 佐々木 洋平, 山下 達也, 徳永 義哉, 馬場 健聡
  • 神戸大
    • 林 祥介, 西澤 誠也, 納多 哲史, 今関 翔, 島津 通

次回日程

  • 日時
    • 12 月 16 日(水) 14:00 - 18:00
  • 場所
    • 神戸大: 自然科学 3 号館 508
    • 北大 : 理学部 8 号館コスモスタジオ
    • 九大 : 理学部 3 号館 3605

deepconv arare5 ドキュメントチェック

モデル概要

  • arare4 同様に基本的枠組みは準圧縮系
    • 予報変数を基本場と偏差に分ける
      • 基本場には静水圧を適用
      • 基本場の水平流は当面考えない
  • 4 つのカテゴリーに分けて考える
    • 凝結性ガス
    • 非凝結性ガス
    • 雲水
    • 雨水 or 氷
  • 混合比の代わりに比湿を用いる
    • 基本場の雲水, 雨水の値はゼロ
  • 仮定とそれによる制約
    • 平均気体定数, 平均定圧比熱, 平均分子量を基準値で代表させる
      • 凝結成分の変化に依存しないと仮定
      • どの高度での値を基準とするか要検討
        • モデル最下層 etc
      • これらの値が大きく変わる系では, 物理的に意味のある計算が保証されない

課題

  • 付録の数式導出過程における不親切な部分を修正するべし
  • 準圧縮近似を行う前の圧縮性流体の方程式系の書き換えの時点で, 仮定・近似が 行われている
    • 準圧縮近似を行う前の仮定をより明確に記述するべき
      • どこで一定値としたか etc
  • 平均定圧比熱の定義式は変数のように見えるので, あからさまに定数とわかるよ うに書き直す
  • 平均分子量を定数とするのではなく, 定数とそこからの揺らぎの和という形で展 開するべきと思われる
    • 圧力方程式や鉛直方向の運動方程式の見た目がかなり変わると想像される
  • 仮温位の意義や浮力項の定性的振る舞いをもっと語るべきである