目盛り打ち・ラベル間隔・タイトルを設定する

座標軸関連のルーチンを使用するときには, ウインドウとビューポー トが適切に設定されていなければなりません. 座標軸はDclDrawScaledAxisを呼べば, 目盛やラベルの間隔を自動的に設定して描かれます. これらを指定して座標軸を描きたいときにはDclDrawAxisを用います. 最初の引数は座標軸の位置を表し, 'b','t','l','r'がそれぞれ下・上・左・右 の軸を描画すること を指定します. 2番目の引数にはラベルの間隔, 3番目の引数には目盛りの間隔を指定します. ラベルのところには長い目盛りが描かれます. DclDrawScaledAxis('lr') のようにすれば縦軸だけ自動で座標軸を描くといったことも可能です.

座標軸にタイトルを付けるにはいくつかの方法がありますが, DclDrawTitleを用いるのがもっとも直接的です. 最初の引数によっ てタイトルを つける軸の場所を指定します. 2番目の引数はタイトルとして描く文字列です. 3番目の引数では, タイトルを描く位置を- 1.0から1.0までの実数値で指定します. たとえばx軸については, -1.0: 左寄せ, 0.0: 中央合わせ, 1.0: 右寄せとなり, またy軸につ いては, -1.0: 下寄せ, 0.0: 中央合わせ, 1.0: 上寄せとなります. 下の例にもあるように, 2回以上タイ トル描画ルーチンを呼んだときには, タイトルが重ならないようにだんだんと外側の方へずらして描かれます.

attrib.f90
program attrib

  use dcl

    call DclOpenGraphics()

    call DclNewFrame

    call DclSetWindow( -180.0, +180.0, -90.0, +90.0 )
    call DclSetViewPort( 0.2, 0.8, 0.3, 0.7 )
    call DclSetTransFunction

    call DclDrawAxis( 'bt', 60.0, 10.0 )
    call DclDrawTitle( 'b', 'Longitude' )
    call DclDrawTitle( 'b', '<- west      east ->' )

    call DclDrawAxis( 'lr', 30.0, 10.0 )
    call DclDrawTitle( 'l', 'Latitude' )
    call DclDrawTitle( 'l', '<- SH    NH ->' )

    call DclDrawTitle( 't', 'Main Title', sw=2 )

    call DclCloseGraphics

end program



関連リンク

DclDrawScaledAxis
(USDAXS, USXAXS, USYAXS)
おまかせ座標軸を描く.
DclDrawAxis
(UXAXDV,UYAXDV)
目盛間隔、ラベル間隔を指定して座標軸を描く.
DclDrawTitle
(UXMTTL,UYMTTL, UXSTTL,UYSTTL)
タイトルを描く.