ソフトフィルとハードフィル

多角形閉領域のぬりつぶし(トーン)を出力する際, 出力装置の能力に応じて, ハードフィルまたはソフトフィルを切替える. ハードフィルでは実際にデバイスに依存した「領域のぬりつぶし」を行なうが, ソフトフィルではそこにドットや線分を描くことによって「ぬりつぶし」を実現する.


内部変数'ENABLE_SOFTFILL'.true.のときはソフトフィルをおこなう; .false.のときはハードフィルをおこなう (初期値は.false.). ただし, ハードフィルを指定してもその能力がない場合はソフトフィルとなる.


すでに描かれた図形の上にソフトフィルをおこなってもトーンパターンが上書き されるだけで, それまでに描かれた図形が(べた塗りをしない限り)消えてしま うことはない. しかしながら, 出力装置によってはハードフィルによるぬりわけによって 先に描かれた図形が消えてしまうことがあるので, ほかの図形出力と一緒にトーンを用いるときは 描く順番に注意すること.