地球流体力学 林研究室
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■地球惑星流体研究のための数値モデル開発: 計算基盤の整備

非線形現象の代名詞ともいえる流体現象の研究において, 数値シミュレーションは非常に有効な手段である. そのために必要な各種の数値ソフトウェア(数値モデル)の設計開発を行う.
ここで開発する数値モデルは単なるシミュレーションのための道具にとどまらず, 知識共有の基盤となるもようなものである.

■地球惑星流体現象の数値シミュレーション: 運動構造の抽出

地球および惑星にまつわる諸々の流体現象を題材にした数値実験を通じ, それらに特徴的な運動構造の抽出と理解をめざす.
数値実験に用いるモデルは, 主に 2 次元回転球面モデル, 3 次元回転球殻対流モデル, 大気大循環モデル(3 次元流体球殻静水圧モデル)である.

■地球流体力学: 運動構造の記述

諸々の流体現象の問題に端を発してその運動構造を, 回転成層流体の力学(地球流体力学)という形で言語化すること. 大気と海洋, マントルやコア, マグマ, ネビュラ, ..., などを横断的に記述.

回転系での波動理論(内部重力波やロスビー波), 流れの不安定論, (回転球殻)対流理論, 乱流理論などの検討を行なってきた. 波動伝搬, 流れの不安定と各運動量輸送問題は伝統芸能である.

■情報化の努力: 地球流体電脳倶楽部

様々な現実世界の現象を横断的に横切る理論的研究をするためには, その対象に関する記述が容易に引き出せるようになっていることが不可欠である.

学問が細分化してしまった, 知識が細切れになってしまった現状に対して 上のような野望を展開するためには, 既存の知識を電子化して, かつ, 単純にとり出せるような情報構造化を進めないといけない.

現在, 全国各地の共同研究者とともに仮想研究室 「地球流体電脳倶楽部」をたちあげ, ネットワークを介したアーカイブの整備を遅々として進めている.

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This page updated on Jan 8, 2002.
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