粉粒体偏析実験2

今度は、横に振ると軽いほうが浮き上がり、重いほうが沈んだ。 あきらかに、先程とは逆の結果が得られた。振動方向によって、浮く条件(密度差)が変わるのだ。

実験の様子。先程と違い、常に軽い方(中身が詰まっていない方)が いとも容易く浮いてくる。一方、ナットが入った方は常に底部分で転がっているだけである。

この非常に簡単な実験は、粉粒体偏析の古典的な例であり、いわゆる「ブラジルナッツ効果」と呼ばれている。 しかし、この現象の統一的説明は、まだはっきりしたものが無い。 いくつかのモデルはあるが、推論段階を出ないのだ。是非とも解決したい問題である。

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