7.3 好みの場所に好みの軸を

座標軸は 'B', 'T', 'L', 'R' で指定する 以外のところにも描くことができます. また, 軸の表現もいろいろ変えられま す(UXYZ7).

#
# uxyz7.rb

require "narray"
require "numru/advanceddcl"
include NumRu::AdvancedDCL
include NMath


#-- graph ---
Dev.open

Frame.new

Fig.window=[1990.0, 1995.0, -2.0, 2.0]
Fig.viewport=[0.2, 0.8, 0.3, 0.7]
Fig.transnum=1

Axis::Lin.uyuser = 0.0
Axis::Lin.lbtwn = true
Axis::Lin.cxfmt = '(I4)'
Axis::Lin.xaxdv('U', 0.25, 1.0)
Axis::Lin.lbtwn = false
Axis::Lin.xsttl('U', 'YEAR', 1.0)

Axis::Lin.inner = -1
Axis::Lin.cyfmt = '(F4.1)'
Axis::Lin.yaxdv('L', 0.25, 1.0)
Axis::Lin.ysttl('L', 'S.O.Index', 0.0)

Axis::Lin.xmttl('T', 'UXAXDV/UYAXDV', 0.0)

Dev.close

PROGRAM UXYZ7

\resizebox{10cm}{!}{\includegraphics{uxyz2/uxyz7.eps}}
uxyz7.rb: frame1

座標軸をウインドウ・ビューポートの境界線以外のところへ描きたいときには, 場所をあらわす引数としてユーザー指定の座標軸 'U' を指定します. この例では Axis::Lin.xaxdvAxis::Lin.xsttl のメソッ ドで 'U' を 指定して, 座標軸とタイトルを描いています. 具体的にどこに軸を描くかは, x軸についてはパラメタ uyuser の値を, y軸についてはパラメタ uxuser の値を指定ます. この例 の場合, uyuser を0.0と指定することによって, U-座標系でみたy座標の値が0.0のところにユーザー指定のx軸を描きます.

また, この例のx軸では, 目盛と目盛の間にラベルを描いてみました. パラメタ lbtwn.TRUE. とすれば, 目 盛と目盛の間にラベルを描きます. ただし, 注意すべきことは, ほかの座標軸 を描くときにもこの設定が影響しますので, ラベルを描き終ったら .FALSE.(初期値)に戻しておく必要があります.

さらに, パラメタcxfmt によってフォーマットを '(I4)' と陽に指定しています. これは, デフォルトでは有効数字3桁で数値 を表現するフォーマットとなっているためで, 4桁目までちゃんと表現する必 要があるときには, このようにユーザーがフォーマットを指定しなければなり ません.

y軸では, パラメタ inner を-1に設定して, 目 盛を外向きにつけました. (初期値は1で, 内向きに目盛をつけます.) また, パラメタcyfmt によってフォーマットを '(F4.1)' と陽に指定し ました.