3.3 基本概念(3): マーカー列(分布図)

前節で紹介した Plot.draw メソッドのかわりに Mark.draw を用いると, データ列をマーカー列で表現でき, いわゆる分布図が描けます. 次のプログラ ム STEP2 では, 乱数列をもとに (x,y) のデータをつくり, 分布 図を描きます. Fig.inclpoint でデータの範囲を求め, 正規化変換を確定し, Axis.draw で座標 軸を描き, Mark.draw を使ってマーカー列を描いています.

ところで, マーカーには, マーカーの種類, 描く線の太さ, マーカーの大きさ の3つの属性があります. marktype, markindex, marksize の各パラメタでこれらの属性を変更できます. これらを呼んで思い通りのマーカー が選べたら, Mark.draw ルーチンでマーカー列を描くことになります.

このプログラム例では, 太い線で初期値の1.5倍の大きさのマーカーを選び, マーカーの種類は, 最初の25個を初期値の '.' で, 次からの25個ずつ をそれぞれ,' +', '*', '。' で描いています.