4-1-1. 空気塊の状態の特徴づけ 空気塊の状態の記述 空気塊の状態を熱力学関数 G を用いて記述することにする. 変数として温度・圧力・物質存在量を選ぶならば, 熱力学関数 S よりも熱力学関数 G の方が扱い易い 空気塊の温度・圧力を設定することによって, 空気塊の熱力学関数 G は以下のような簡単な形式で書ける (μ は化学ポテンシャル, n は物質存在量. 添字 i は物質を意味し, 添字 φ は相を意味する.) 空気塊に存在する物質の潜熱や反応熱の代わりに, 化学ポテンシャルが必要 空気塊の平衡状態の記述 任意の温度・圧力における空気塊の平衡状態を, 熱力学関数 G が最小化された状態として求める. 任意の温度・圧力において空気塊に含まれる物質の存在量が得られる