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3.2 データアクセス


NetCDFデータにアクセスする(読み込む・書き込む)場合には、オープンされたNetCDFファイル、NetCDF変数、及び変数の要素を特定する情報(例:番号)を指定します。アクセス機能の名前は内部データ型の名前に対応します。内部データ型と外部変数型の表現が異なる場合にはデータが読み書きされる際に内部型と外部型との間の変換が行われます。

データへは直接(direct)アクセスします。これによって大きなファイルから小さな部分集合を効率的にアクセスすることができます。その部分集合の前にあるデータを先にアクセスしないからです。データを、ファイル中の位置ではなく、変数を指定することによって読み書きすることは、データアクセスをそのファイルの中に他にいくつ変数が存在するかとは無関係になります。これによってデータに新たな変数が加わるデータフォーマットの変更に対してプログラムの書き換えは不必要になります。

CとFORTRANインターフェースでは、データアクセスをする毎にファイルを名前で特定せずに、ファイルが初めて作成・オープンされた時に割り当てられるファイルIDと呼ばれる小さな整数によって識別します。

同様に、任意の変数はデータアクセスの毎に名前で識別されません。その代わり、変数IDと呼ばれる、NetCDF中の各変数を識別するのに使用される小さな整数によって識別されます。



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