2000年10月02日 豊田英司
前のページに書いたように、gtool のデータ構造は変数(多次元配列)と変数の属性だけに単純化されています。ここでもう一度おさらいしましょう。
万物は変数である。gtool の扱うすべてのデータは変数とみなされる。
変数は任意次元配列の本体と属性からなる。次元数は 0 以上であり、0次元変数をスカラともいう。
変数には明確な型がない。外部表現は多様である可能性があるが、それらを意識せずとも数値型として入出力できる。
属性には型がない。文字列、整数列、実数列として入出力できる。
n 次元の変数には n 個の次元変数と呼ばれる他の変数が所属する。
次元変数の次元変数はその変数自身であるl。
NetCDF に限らず、このようなインターフェイスを実現できるファイル形式であれば gtool4 は直接読み書きできるようにすることができます。
gtool4 のもうひとつの特徴は