gtool4/Fortran 90 リファレンスマニュアル

gtview コマンド

2000年09月19日 豊田英司


概要

gtview はコマンドラインで指定された変数から適切な図形表現を作成して表示します。もし変数が図形変数ならばそれ自体を表示します。変数名としてファイル名だけが指定された場合には適当な変数 (Open(GT_VARIABLE) 参照) が選ばれます。

書式

  gtview [-save] [-batch] [wsn=n] [変数 [-and 変数] [オプション... ]] ...

動作

変数 が図形変数であった場合には、エラーになりますが、それがそのまま描画されるようにする予定です

変数 がデータ変数であった場合には次元数に応じて適当な図形表現が選択されます。

オプション

全体に対するオプションはコマンドラインのどこにでも指定できます。図形表現に対するオプションはその図形表現を作成する変数名の後にだけ指定できます。

全体に対するオプション

wsn=n
表示を開始する DCL のデバイス番号を指定します。現在のところ 1--3 が有効です。0 を指定すると問い合わせがなされます。デフォルトは1です。
-save
表示された図形の構成を図形変数として gtgraph.nc@grn に格納します。ここで n は1以上の整数で、既存変数と重ならないように選ばれます。
-batch
図形変数が格納される点は -save と同じですが、DCL による画面描画が抑止されます。
-and
実装予定。このオプションの直前と直後の2つの変数について1つの図形表現を作成するようになります。それ以外の場合、gtview は1つの変数について1つの図形表現を作成します。

等値線図に対するオプション

-shade
等値線図に加え塗りわけもします。
-noshade
上記 -shade の効果を取り消します。
-nocont
 等値線図の描画を抑止します。暗黙に -shade が指定されたものとみなされます。

線グラフに対するオプション

ベクトル図に対するオプション

散布図に対するオプション