gtool4/Fortran 90
リファレンスマニュアル
gtview - 汎用ビューア
2000-08-28 豊田英司
概要
gtview
はコマンドラインで指定された変数から適切な図形表現を作成して表示します。もし変数が図形変数ならばそれ自体を表示します。変数名としてファイル名だけが指定された場合には適当な変数
(Open(GT_VARIABLE) 参照) が選ばれます。
変数が図形変数であった場合には、エラーになりますが、それがそのまま描画されるようにする予定です。
変数がデータ変数であった場合には次元数に応じて適当な図形表現が選択されます。
- 1次元変数からは線グラフを作成します。
- ふたつの1次元変数の対からは散布図を作成するようになる予定です
(-pair 参照)。
- 2次元変数からは等値線図を作成します。
- ふたつの2次元変数の対からはベクトル散布図を作成するようになる予定です
(-pair 参照)。
- 3次元以上の変数からは2次元を選んで等値線図を作成します。残りの1つの次元についてアニメーションを作成するようになる予定です。
書式
gtview [-save] [-batch] [wsn=n]
[[-pair 変数] 変数 [オプション... ]]
...
オプション
全体に対するオプションはコマンドラインのどこにでも指定できます。図形表現に対するオプションはその図形表現を作成する変数名の後にだけ指定できます。
全体に対するオプション
- wsn=n
- 表示を開始する DCL
のデバイス番号を指定します。現在のところ 1--3
が有効です。0
を指定すると問い合わせがなされます。デフォルトは1です。
- -save
- 表示された図形の構成を図形変数として gtgraph.nc@grn
に格納します。ここで n
は1以上の整数で、既存変数と重ならないように選ばれます。
- -batch
- 図形変数が格納される点は -save と同じですが、DCL
による画面描画が抑止されます。
- -pair
- 実装予定。このオプションを指定した直後では、2つの変数について1つの図形表現を作成するようになります。それ以外の場合、gtview
は1つの変数について1つの図形表現を作成します。
- -vector
- -pair と同じです。
- -scatter
- -pair と同じです。
等値線図に対するオプション
- -shade
- 等値線図に加え塗りわけもします。
- -noshade
- 上記 -shade の効果を取り消します。
- -nocont
- 等値線図の描画を抑止します。暗黙に -shade
が指定されたものとみなされます。
線グラフに対するオプション
ベクトル図に対するオプション
散布図に対するオプション