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[cvs-ml 321] Re: OSDw/CVS (Re: good books for CVS)



花井です。

亀井 信義さんの
[cvs-ml 320] Re: OSDw/CVS (Re: good books for CVS)
について。

ちょっと気になったのでコメントします。

>     プログラムは、動いてこそ初めて意味があり、使えなければ意味がない。
> 必要なら動くように書き換えられなければならないし、使い難ければ
> 自分の好きなように書き換えることができなければならない。
> 確か、こんなことをRMSは言っていた筈(朧な記憶)。
>     しかし、これと対比して考えると、文章は動かすものでもない、

では、

文章は、理解できてこそ存在意義があり、読めないのでは話にならない。
必要なら読めるように直されるべきであり、読みづらいのであれば
よりよい表現に書き換えることができなければならない。

というのはいかがでしょう?
私としてはスワヒリ語で書かれたマニュアルがあったとしたら日本
語に直されることを望むでしょうし、自分が日本語で書いたマニュ
アルを「ドイツ語に翻訳していいですか?」と聞かれたら、ぜひに
もと答えます。ユーザーが増えるのはやはり作ったものとしてはう
れしい。GPL の拡大解釈のかどで非難されるなら、別ライセンスに
して公開することでしょう。

まずは著作者の考えありきだと思います。適用されたライセンスで
問題があるなら、それを教えてあげれば Fogel 氏が別ライセンス
の適用を考えてくれるかもしれません。少なくとも翻訳を嫌っては
いないようですから。

では、GPL ではいけないかという問題ですが、GPL Ver.2 の第0項
を見るだけでも、今回の翻訳の件には十分適用可能に読み取れます。
GPL 中の "Program" は広義にとれるよう、著作者が GPL を適用し
た全てのものを指すことになってますし。
# 翻訳は“書き換え”には当たらない、という表記もありますね。
# # Stallman 氏は翻訳のこと、当然と考慮しているように見受け
# # られます。(これは移植も兼ねてるのでしょうか。)

あとは翻訳文も GPL 下にあることを示し、GPL にあるいくつかの
お約束事を守れば、笑顔で公開できるかと。:-)

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       花井 達 (honey@din.or.jp)
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