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[cvs-ml 283] Re: cvs and timezone




始めまして、北原ともうします。

私も1年ほど前まではMKS Source Integrity(以降MKSSI)を主に使用して
いましたが、コストの面からCVSに乗り換え、今ではMKSSIは従来品の
メンテナンスのために使用しているのみと言う状況です。

MKSSIとCVSの比較をまとめたいと思っているところでもありますが、
比較を一言で現すと、「MKSSIの方がユーザーフレンドリー」となると
思います。

MKSSIはVer 6になるまではMKS RCSと言う名称だったことが
示すとおり、RCSをベースにGUIを追加する形で出来ています。
 とはいえ、コマンドラインからも操作できるように、一通りの
RCSコマンドに加えて、プロジェクト管理用のpjと言うコマンドが
追加されています。これは、CVSをコマンドラインから使うときの
使い方に似ています。ファイルのチェックアウトは

pj co PROJECT.PJ

と言う風にします。

また、複数のRCSアーカイブを一つのファイルにまとめるために、
プロジェクトと称するテキストファイルにファイルの一覧を記憶し、
それ自体をRCSで管理する事で、プロジェクト自体にリビジョン番号が
付けられます。CVSではタグを付けてリポジトリを管理していますが、
RCS型のレビジョン番後ではプロジェクトのブランチを木構造で表現
できますので、この方がブランチ間の関係を表現するのに優れていると
思います。

一方で、RCSベースで作業しますので、ファイルの編集をするときには
従来通りのロック/アンロックが必要です。この点はCVSが有利に
なると思います。

WinCVSとMKSSIのGUI同士の比較となると、MKSSIでは誰かがアーカイブに
チェックインしたときに、GUIウインドウですぐに確認できるのが便利です。
この点、cvs diffとpj diffの考え方の違いから来るものかもしれません。
cvs diffはデフォルトはでワークファイルをチェックアウト/アップデート
した時のリビジョンと現在のワークファイルの比較ですが、pj diffの
デフォルトは現在のワークファイルと最新の(誰かがciしているかも
しれない)RCSアーカイブの比較になっています。

ところで、今井さんのお書きになった

> 種類 凍結 ファイル名 更新 ロック リビジョン ステート ラベル
> ------------------------------------------------------------------
> --   ◎    foo.c      △   □     1.1        s-imai  build100

は、ロック者とステートが一緒になっていませんか?

WinCVSの方が優れているのは、logのグラフィカル表示です。
これは、MKSSIのレポート出力よりも直感的です。

その他、MKSSIではバグトラッキングツールTrackIntegrityなどの、
周辺ツールも作っていて、MKSSIと連携して動作できるようです。
(TrackIntegrityは日本語化されていません。CRC総研さんかがMKSSIの
国内販売元なのですが.....)

CVSの方はどうなのでしょう?
今この辺のツールを探しているのですが、GNATSやbugzillaもCVSと
連携すると言うまでには行かないように思えるのですが?


丁度今自分が気になっている話題でしたので、ついつい口を出して
しまいました。ほんとはもっと詳細に比較しなくてはいけないのでしょうが
長くなりますのでこの辺で。

On Tue, 11 Jan 2000 09:06:01 +0900
Satoshi Imai <s-imai@lsi.nec.co.jp> wrote:

> 今井です。
> 
> > 今井さん> VSSは、使ったことがないですが、MKS社の Source Integrity は使っています。
> > 今井さん> WinCVSより、Visualで使いやすいです。
> > なるほど、情報ありがとうございます。どの点が「Visual」なのか詳しく説明頂
> > ければ幸いです。
> > 
> > 今井さん> 個人(1人)で使うなら、WinCVSでも問題ないと思います。
> > VSSもそうですが、導入コストの面から考えるとCVSは有利ですね。
> > 個人であればRCSでも十分なのかもしれません。
> 
> おっしゃる様に、CVSは導入コストの面で有利なので、私も
> MKS社のSource Integrityから乗り換えを検討するために
> 調査しましたが、
> 
> 我々が、グループで作業するための基本的なVisualな機能が
> CVSにないことがわかり導入を断念しました。
> 
> 参考までにSource Integrityのファイルリストイメージを書きます。
> Windowsのリストビューになっていて、それぞれの項目でソートできます。
> 項目の順番も入れ換え可能です。
> 
> 種類 凍結 ファイル名 更新 ロック リビジョン ステート ラベル
> ------------------------------------------------------------------
> --   ◎    foo.c      △   □     1.1        s-imai  build100
> 

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